ふくしょうじ(すまでら)|真言宗須磨寺派|上野山
福祥寺(須磨寺)のお参りの記録一覧(5ページ目)
【過去巡礼記録】 1979年(S54)10月14日
真言宗須磨寺派大本山 上野山 須磨寺
(正式名は福祥寺)
《真言宗十八本山霊場 第二番札所》
御本尊 聖観世音菩薩
所在地 兵庫県神戸市須磨区
#福祥寺 #須磨寺
ご本尊は聖観音。
#聖観世音菩薩
よく言われるように、般若心経の最初の観自在菩薩とは観音菩薩のこと。ちなみに観音菩薩は観世音菩薩の略だ。しかしなぜ、2通りの呼び方があるのか。
そもそも仏様は複数の名前を持つこともざらで、アミダ如来やビシャモン天は全部でいくつあるのか見当もつかない。が、なぜか観音さまは特に気になった。
知らなかったとて、某永遠の5才児からお叱りを受けるいわれもないが、僕ならこう答える。
(太鼓2回)「翻訳家がこだわったから~」
観世音は4世紀にクマラジュウが、観自在は7世紀に玄奘が考案した訳語で、梵語はどちらもアヴァローキテーシュヴァラ。観音経を含む法華経はクマラジュウが、般若心経は玄奘が訳したものだ。
アヴァローキテーシュヴァラはアヴァローキタとイーシュヴァラの複合語。アヴァローキタは「見る」という意味のロークの語形変化で、漢訳時には観見などを当てる。イーシュヴァラは支配者や主を意味し、自在と訳す。
そうすると、玄奘の観自在の方が原語に忠実といえる。
ラジュウの観世音は意訳になるわけだが、観音菩薩は救いを求める衆生の声を聞けば、直ちに助けに現れる仏様。ラジュウは漢訳名にも、観音さまのそのような性格を反映させたかったと。
ウィキペディアによれば、玄奘はラジュウを相当こき下したらしい。が、個人的に彼の苦心は汲む。
多井畑厄除八幡さんからこちら上野山福祥寺へ。通称須磨寺。
前回は時間がなくてさっと駆け足になったので、今日はじっくり廻ります。
山上の駐車場に止めて墓地を抜け拝観エリアへ。広大ですし見どころ満載。三重塔あたりはきれいに紅葉してました。
本堂でお参りした後は前回いけなかった本坊へ。ここは静かで穏やかでした。一方、今回も奥之院までは行ききれず。次回こそ。
塔頭は別途投稿します。
三重塔と紅葉。
御朱印いただきました。
駐車場からの景色。海が見えます。
三重塔。四百年前に倒壊した塔を、昭和末期に再建したそうです。綺麗です。
四国八十八か所お砂踏み。
六地蔵さま。
出世稲荷。平清盛公が祀ったそうです。
ひとすじ弁財天。狭い中に鳥居、注連縄、太鼓橋、祠、狛犬ぜんぶあります。
手前に大師堂、奥は本堂です。
護摩堂。
本坊への入り口。
書院。阿弥陀如来を祀る持仏堂です。
書院。緑の屋根が印象的です。
見事に黄色。
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