宝来(ほうらい)とは、いわば お寺版の　〝しめ縄✨〟

【吉祥宝来（ほうらい）】
令和8年は 丙午歳（ひのえうま）。

高野山に伝わる伝統の切り絵

　『吉祥宝来』　　　授与しております。

家運隆昌・魔除け・招福の願いを込めて飾られてきた縁起物　正月飾りです。

その起源は、弘法大師・空海が唐の都・洛陽を訪れた際、
現地の 切り絵の技法✂️ を学ばれたことに遡ります。
帰国後、空海は真言密教の聖地・高野山を開かれ、
稲が育ちにくい寒冷な山上にて、
紙による精緻な切り絵を弟子たちに授けられたと伝えられています。
こうして宝来は、藁に代わる しめ飾りの形として根づきました。

中国では古くより切り絵が
魔除け・招福の護符として用いられてきたことから、
吉祥宝来もまた、
平安と幸を招く守り飾り として広く親しまれるようになりました。
宝来をお飾りいただく場所に決まりはありません。

高野山では、神棚・玄関・床の間・仏間・台所など、
一年を通してさまざまな場所に宝来が掲げられています。
そして大晦日には新しい宝来に掛け替え、
清らかに新年を迎えます🎍

どうぞ皆さまのお家にも、
この美しい切り絵に込められた祈りをお迎えください。
吉祥宝来が、皆さまのご家庭に
家内安全・無病息災・福徳円満 をもたらし、
穏やかで幸多き一年となりますよう
心よりお祈り申し上げます🙏