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おんせんじ|臨済宗妙心寺派醫王霊山

温泉寺の御由緒・歴史
公式岐阜県 下呂駅

ご本尊南無薬師如来(通称・湯薬師如来)
創建時代1671年
開山・開基剛山祖金禅師・武川久右衛門倍良
ご由緒

1265年、しらさぎに姿を変え、飛騨川畔の温泉源泉を村人に伝えたという薬師如来を本尊としておまつりしています。
源泉を知らせたしらさぎは、そのまま山の中腹の松に羽を休め、その後を追った村人が松の下に鎮座された薬師如来を発見しました。以来、その場所に湯之島薬師堂を建立し、その薬師如来をおまつりしました。
室町時代、安土桃山時代には主に東海地方の武士が湯之島薬師堂に寝泊まりし、負った傷を癒しました。
江戸時代に入ると、甲斐国(現・山梨県)武田信玄の配下で金山採掘技術集団の武川家が下呂へ移り、3代目武川久右衛門倍良により、湯之島薬師堂は臨済宗妙心寺派・温泉寺に生まれ変わりました。そして、傷や病を癒しに訪れる方は、当時年間3万人を数えたと言われています。
遊行僧・円空や木食上人も当寺を訪れ、湯治客とともに本堂で寝泊まりしました。
江戸時代中期から後期にかけて、願かけに柱に書かれた願文や、絵馬が今も本堂に多数残っています。

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