あらがみしゃ
切り絵・一粒万倍日の御朱印や神さま・仏さま・宗派検索可能に
おすすめの投稿
【飛騨國 式内社巡り】
荒神社(こう~)は、岐阜県高山市江名子町4946にある神社。式内論社。祭神は火結神、火之夜藝速男神、奥津日子神、奥津日賣神。別の呼称は「あらがみしゃ」、「あらじんじゃ」。
創建は不詳。平安時代の927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「飛騨國 大野郡 荏名神社 小」の論社となっており、他の論社には荏名神社(同市同町)がある。宮川の支流、荏名子川の上流に位置し、江名子という地名は荏名から転じたという説がある。かつては女人禁制の聖地であったという。江戸時代後期に高山の国学者・田中大秀により現同市同町1290にある子安大明神が式内社・荏名神社に比定されたが、現在も当社が荏名神社であるとする説も根強いとのこと。
当社は、JR高山本線・高山駅の南東4kmの山岳地帯の入口、長野県・木曽に抜ける国道361号線の近くにある。周囲に民家などはなく、人里離れた森の沢の両岸が境内になっている。入口の鳥居からだと、一度沢まで降りて橋を渡り、その後50mほど(たぶん)登ったところに社殿がある。参道に奉納旗がたくさん立っているので不安はないが、もし立っていなかったらサバイバル系神社になれている自分でもかなりビビりそうな造り。トータルでは現在でも篤い信仰に支えられている神社といえそう。
今回は、飛騨國の式内論社であることから参拝することに。参拝時は平日の午前中で、自分たち以外には参拝者は見掛けなかった。
周りに一切建物がない地域の細い舗装道を進むと、神社の鳥居が見えてくる。
境内入口の<一の鳥居>。社号標はないが、たくさん立っている奉納旗に社号が書かれているので安心して進むことができる。(^_^;)
一の鳥居をくぐってすぐ現れる<二の鳥居>。
徐々に参道は下っていき、沢に架かる橋を渡る。
沢(小川)はこんな感じ。水がとっても綺麗。
橋を渡り切ったところにある<三の鳥居>。
ここからは小山を徐々に登って行く。
まず参道右側に現れる<手水舎>。
手水舎前からは北方向に登って行く。
少し進んで折り返し、次は南方向に進んで行く。
参道右側に現れる<夫婦杉>。ちゃんと注連縄が架かっている。
写真右側の下方に写っているのは、先ほど渡ってきた橋。
上方を見上げると、なにやら建物があるのを発見。ゴールが確認できてさらに安心。
写真右側の離れて建っている建物は本殿なのか、別の建物なのかは分からなかった。
また北方向に登って行く。残りの距離が分かると、急に足取りが軽くなる。(^_^;)
少し進んで折り返し、また南方向に進むと<四の鳥居>と<社殿>が視界に入る。
<社殿>全景。社紋入りの神社幕が架かっており、その上部には<剣の奉納額>がたくさん掛かっている。入口は常時開放みたい。
苔生した<手水盤>。水の供給は万全っぽい。
社殿前広場の一部は、鉄網になっていて下方が見える。
<社殿>内部にもたくさんの<剣の奉納額>が架かっている。
年季は入っているが、意外と手入れが行き届いていて、放置されているわけではないことが分かる。
最後に<社殿>全景。なんで<剣の奉納額>が多いのか、その由緒をすごく知りたい。。。(^▽^)/
飛騨国大野郡の「荏名神社」の式内論社です。住所で大体の場所は絞り込めたのですが、道沿いには神社が全く見えず…
《一の鳥居》
大きな山道から横の道に逸れたあと、崖沿い走るとありました。
幟の奉賛、受け付けてるらしいです。
《表参道》
もう見てわかります通り、ものすごく山で川です。
自然の恵みがものすごく伝わってきます。
《手水舎》
天然の湧き水です。さすが飛騨の水だぜ。
《表参道》
なかなかに滑りやすいです。
《夫婦杉》
由緒書きにもありますが、例祭は4年ごとに行われるようです。
《境内》
やっと登り終えました。
ドーモカエルサン!ヨイシツドデスネ!
《拝殿》
☆チェックポイント!!
すごい量の鉄剣の額が奉納されています。拝殿内部にも同じように。
のちにわかりましたが、これは三大荒神とされる立里荒神社が御神体を剣としており、そこから踏襲したものであると考えられます。
荒神社というとやはり竈の神さまということで有名ですが、この神社は五穀豊穣、養蚕の神様として信仰されているようです。まぁこんな山奥で火の御利益だったら山燃えちゃいますよね…
名称 | 荒神社 |
---|---|
読み方 | あらがみしゃ |
詳細情報
ご祭神 | 《主》火結神,火之夜芸速男神,奥津日子神,奥津日売神 |
---|---|
創建時代 | 不詳 |
本殿 | 一間社流造 |
ご由緒 | 創祀未詳なれども、享保年間長谷川代官著飛州志に「当神社創建年代未詳。古昔より婦女社地を踏むを忌み、又境内の枝葉を採るを禁ず。之を犯すものなし。」とあり、古来崇敬厚く、特に五穀豊穣、豊養蚕の御神徳を仰ぎ、陰暦閏年十一月十八日の例祭には五穀餅、醴酒を共す。此のお供へを作るに非常に清浄を旨とし、人家を忌み、積雪中乾田の中に大庭火を焚いて、米大豆小豆粟稗の五種を混ぜた餅と焚き火の跡に一夜作りの醴酒を醸す特殊神事は他に類例なく、今なお昔ながらに奉仕してゐる。 |
体験 | 祭り |
ホトカミのデータについて
ホトカミには、日本最大となる全国15万8千件の神社お寺の情報や、2万件以上の御朱印のオリジナルデータがあります。
ご利用になりたい法人様やメディア関係の方々は、こちらよりお気軽にご相談ください。
近くの神社お寺
荒神社に関連する記事
おすすめのホトカミ記事
最新の限定御朱印情報が届く!
御朱印メルマガを受け取ろう
利用開始をもって利用規約・プライバシーポリシーに
同意したものとみなします。
ホトカミで困ったこと、不具合のご報告はこちらから
お問い合わせ
19
0