素直さや純粋さ【今日の言葉】

2021.06.21
社会生活を営んでいると、役割や人との関係が生じ、その中で取り繕う自分もいます。

自分はこうしたほうがいいのかなとか、こういう言葉を口にしたほうが喜ばれるだろうとか。

それが社会生活でもあり、大人でもあるとも思いますが、しかし本当にそうだろうかという疑問もまたあります。

自分が本音で語っていない言葉は、他人に見透かされる以上に、自分自身が納得いかないものです。

いや、本当は納得していないはずなのですが、納得していないことに気付かないほど、呼吸するように取り繕ってしまっていて、本音が分からなくなってしまっているのです。

もっと素直に、純粋に感じ、その感じたものを言葉で表現できればと思います。

しかしだからといって、思ったことをそのまま口にして相手を不快にすることは望みません。相手の思いよりも自分の思いを優先する、ということでもないのです。

他者との共感や、心の琴線に触れ合うような、そういう素直さや純粋さを大切にしたいと思うのです。

南無阿弥陀仏