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信行寺の日常(198回目)福岡県宇美駅

古代から続く儀礼儀式

投稿日:2021年04月29日(木)
2021.04.29
皆様、おはようございます。

日本の仏教的な儀礼儀式と言われるものでも、実は仏教だけでは説明ができないことも多々あります。

例えば、お盆。お盆の原型は、日本に仏教が伝来するはるか前、縄文時代から見られると言います。

古代より、日本では夏至の時期に、死者の霊が、生きている人間の世界に立ち戻ると考えられてきました。

村の外から死霊が還ってきて、それを生きている人間たちが村の中にお招きする。そして、広場のようなところで、渦をなして、生きている人間と死霊が渦を描いて踊る。

こうした夏至の時期に、古代からおこなわれていたお祭りが、後のお盆の原型であるとも言われます。そして後代になり、仏教とも深く交わっていきます。

我々が何気なく、慣習としておこなっているような儀礼儀式が、実は古代人がおこなっていたことであり、21世紀の今なお行われ、息づいていると考えると、新鮮な驚きがあります。皆さんは、どのように感じますか?

連綿とつながれてきたご縁を感じつつ、本日も一日を大切に過ごしてまいりましょう。

(民俗学者 折口信夫氏の研究より)

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