なかやまでら|真言宗御室派|青葉山
中山寺へのアクセス・駐車場
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電話番号 | 0770-72-0753 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
ホームページ | http://nakayamadera.jp |
駐車場に関する投稿
京都府北部&福井県西部寺巡りの3寺目は、国道27号線のトンネルを越えて福井県に入り、最初の町である大飯郡高浜町に在る青葉山 中山寺です。先の松尾寺の山号も青葉山でしたが、青葉山の西側に松尾寺があり、東側にこの中山寺があります。
真言宗御室派で、本尊は秘仏・馬頭観音。
この馬頭観音坐像は重文で、金剛力士像も重文、釈迦如来坐像は県指定文化財、不動明王立像と毘沙門天立像は町指定文化財です。
本尊の馬頭観音は33年毎の開帳(17年目に中開帳あり)で、開帳は当分先だろうなあと思い、他の仏像拝観の事をお聞きしようと連絡した所、若狭観音霊場会40周年記念でこの9/17~9/25(シルバーウィークに合わせた?)に開帳するとの事。この機会を見逃す訳にはいかないと参拝した次第です。
伝えによれば、736年に白山を開山した泰澄大師が創建し中山寺とした。本尊は釈迦如来、阿弥陀如来、観音の三尊だったとの事ですが、鎌倉時代始めに天台宗の覚阿法印が馬頭観音を本尊として再建し一乗寺とした。室町時代に入り、中山寺に改名したとの事です。
台風14号、15号が来襲したため、日程をずらして開帳最終日になってしまいました。境内の下というか仁王門横に20台位停めれる駐車場があります。(道路沿い、無料)
仁王門には重文の金剛力士像が入山者を睨み付けています。が、透明アクリル板?で保護されており、光が反射して見辛かったです。(仁王門は南を向いているため朝か夕方がいいかも?)阿形は高さ282cm、吽形は高さ267cm、鎌倉時代の作、重文。
仁王門をくぐると正面と左側に石段、どちらを行っても境内に出ますが、左側の石段を上がると門があり、右側に寺務所/納経所です。(本堂へ行って手を合わせるだけなら傾斜が緩く手摺がある正面の石段の方がいい。)
寺務所で拝観料(通常は400円、今回は特別拝観で500円)を支払って、併せて御朱印をお願いしました。記念品として「中山寺の文化財」という絵ハガキのセットを頂きました。
先ず本堂へ。桧皮葺の立派な建物、1343年建立で重文。左側から堂内に入ります。左側の脇間に毘沙門天立像、右側の脇間に不動明王立像、共に鎌倉時代の作、町指定文化財。内陣の厨子は開扉され、本尊の馬頭観音坐像がいらっしゃいます。重文、3面8臂(顔が3つに腕が8本)、頭に馬を載せ、高さ79cmと大きくはないのですが、圧倒的な存在感で、引き込まれそうです。鎌倉時代の作、印は人差し指と薬指を折り、他は立てる馬口印。腕の広がりや脚の位置などとてもバランスがいいと感じました。脇にもう1躯、馬頭観音坐像がありましたが、恐らく江戸時代に作られたお前立ちかと思います。(本尊と比べるのは酷かと思いますが、技量の差が歴然。)
本堂を出て持仏堂へ。こちらには阿弥陀如来坐像が祀られています。県指定文化財、高さ約84cm、平安時代後期の作、やや下膨れで優しいお顔が印象的です。
寺院の方にお聞きした所、来年2月3日にも開帳されます。それと2027年の春~秋の約半年間、中開帳があります。開帳期間が長いので、まだご覧になっていない方にお薦めしたいと思います。私も再度参拝しようと思います。
御朱印
仁王門
阿形
吽形
彼岸花に群れるつがいの黒アゲハ
(わかり辛い)
持仏堂(方丈)
左端は寺務所/納経所
阿弥陀如来坐像
鐘楼
本堂
馬頭観音坐像
(ネットから転載)
不動明王
毘沙門天
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