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いいぬまやま えんぷくじ|単立飯沼山

飯沼山 圓福寺のお参りの記録一覧(2ページ目)
千葉県 観音駅

惣一郎
2021年06月28日(月)
1269投稿

圓福寺(えんぷくじ)は、千葉県銚子市にある真言宗の寺院。山号は飯沼山。本尊は十一面観世音菩薩。通称は「飯沼観音」。坂東三十三所観音27番。

創建は奈良時代の728年、2人の漁師が海で観音像をすくい上げ、のちに当地を訪れた弘法大師が開眼し堂宇に安置したと伝わる。鎌倉時代以降は、海上(うながみ)長者という豪族が財を惜しまず投入したため壮麗な伽藍が整備され、寺運は興隆したが、太平洋戦争時の米軍による攻撃で多くを焼失し、露天の大仏・青銅製の阿弥陀如来坐像のみが残ることとなったとのこと。

当寺は、銚子電鉄・観音駅の北500mの、大通り沿いのちょっとした繁華街にある。境内が2カ所に分かれていて、100mほど離れており、その間に大通りが貫いている。北側境内には坂東らしい古い堂宇や大仏、五重塔があり、南側境内には法事などをする新しい堂宇、博物館、墓地などがある。北側境内は、大仏や五重塔など見て分かりやすいので、観光地のようにもなっているようで、そばに土産物屋もある。

今回は、坂東三十三観音札所であるため参拝することに。参拝時は週末の午後で、参拝者や地元民もちらほらいたが、地元の子供たちが10人近くたまって遊んでいたのが印象的だった。戦後昭和のお寺は、日本国中みんなこんな感じだったのかな。笑

飯沼山 圓福寺(千葉県)

境内が2つに分かれているので、はじめに北側のメイン境内をご紹介。

境内西側で、西向きに建つ<仁王門>。1971年再建。目の前は<観音前>という名の交差点。

飯沼山 圓福寺の建物その他

仁王門をくぐったところ。背の高い本堂まで、まっすぐに参道が伸びる。
参道の左に見えるのが<水屋>と<文殊菩薩堂>、右に見えるのが<売店>。売店前の昔ながらのベンチではご老人衆がくつろいでいる。

飯沼山 圓福寺の手水

まず参道左手に<水屋>。柱は石製、屋根は銅製、それ以外は木製のハイブリッド型。

飯沼山 圓福寺の建物その他

水屋、文殊菩薩堂の後ろにある<二十三夜満願堂>。

飯沼山 圓福寺の建物その他

二十三夜満願堂の後方に<五重塔>が見える。見た目のインパクトに、単純にワクワクしてくる。

飯沼山 圓福寺の本殿

<本堂>全景。高さがあって、ビビッドな朱色がインパクトを残す。常香炉の緑色とも良いコントラスト。

飯沼山 圓福寺の建物その他

参道右側に建つ<鐘楼堂>。大晦日の除夜の鐘は参拝者が撞くため非常に人気とのこと。

飯沼山 圓福寺の仏像

本堂前の脇に安置されている露座の<銚子大仏>。1711年造立。高さ5.4mの阿弥陀如来坐像。なお膝と背中に、大戦中に米軍から受けた機銃掃射の跡がある。

飯沼山 圓福寺の建物その他

<本堂>正面。階段前に立つと、圧倒されるような高さがあって心が高鳴る。

飯沼山 圓福寺(千葉県)

本堂入口の左側には、銚子が誇る醤油メーカー<ヒゲタ醤油>の奉納醤油<本膳>が。
<ヒゲタ醤油>は日本で第4位の醤油メーカーで国内シェア5%(2018年)。現本社は東京都中央区だが、かつての社名は<銚子醤油>。

飯沼山 圓福寺の建物その他

本堂入口の右側には、銚子が誇る醤油メーカー<ヤマサ醤油>の奉納醤油<吟醸しょう油>が。
<ヤマサ醤油>は日本で第2位の醤油メーカーで国内シェア12%(2018年)。現在も本社地は銚子市。

飯沼山 圓福寺の本殿

<本堂>入口。色鮮やかな寺院幕が内部へといざなう。

飯沼山 圓福寺の本殿

寺院幕の後ろには、巨大な提燈がのぞく。奥には本尊の十一面観音菩薩像が安置されている。

飯沼山 圓福寺の建物その他

本堂からよく見える<五重塔>。高さ33.55m。昔からあったわけではなく、最近2009年の建立。千葉県唯一の五重塔というのが売り。

飯沼山 圓福寺の建物その他

参道の左側、境内の北側にある<飯沼水準原標石>。1872年(明治5年)にオランダ人技師・リンドが設置した、日本初の河川測量の原点。2015年に日本推奨土木遺産に認定されている。

飯沼山 圓福寺の鳥居

参道のすぐ右側にある<金刀比羅宮>。右隣にある<銚港(ちょうこう)神社>の境内社の位置付け。

飯沼山 圓福寺の鳥居

金刀比羅宮の右隣にある<銚港神社>の鳥居。創建は奈良時代の養老年間(717年~724年)という古社。旧称は<龍蔵権現>と呼ばれ、銚子の産土神として飯沼観音とともに、当地を治めた歴代領主から信仰されてきたとのこと。

飯沼山 圓福寺の末社

<銚港神社>の社殿。社殿脇には社務所・授与所もあり、御朱印もある。
(自分は当社の位置付けが分からず、御朱印ももらわずじまい...( ;∀;))

飯沼山 圓福寺の建物その他

境内の南側、駐車場からの入口すぐにある<稲荷堂>。

飯沼山 圓福寺の本殿

ここからは、メイン境内の南側にある境内をご紹介。

まず西側の大通りから入って参道突き当りにある<大師堂>。江戸時代末期の1847年再建。

飯沼山 圓福寺の建物その他

大師堂の右側にある<涅槃殿(宝物殿)>。①日本で最も大きな刺繍釈迦涅槃図(1669年作)、②龍神(船首像、異国婦人木像)、③嵯峨本などを収蔵している。

飯沼山 圓福寺の建物その他

参道左手の<寺務所>など。御朱印は写真右側の<納経所>にて。

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やさしいむらさき
2020年01月23日(木)
344投稿

平成29年に初めて参詣しました✨
とても綺麗な境内が印象的です。
堂内参拝でお寺の方が丁寧に説明してくださり、とても勉強になりました😄

飯沼山 圓福寺の御朱印

坂東三十三観音
第二十七番札所
飯沼山 円福寺
十一面観世音菩薩

御詠歌
このほどは よろずのことを 飯沼に
きくもならはぬ 波の音かな

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