くまのじんじゃ
熊野神社のお参りの記録一覧
自然信仰を主とする熊野三山(熊野本宮大社〈本宮〉、熊野速玉大社〈新宮〉、熊野那智大社〈那智〉)の熊野権現さまを源流とする神社さん。
こちら集落の守り神ですね。
石碑等は江戸後期から明治のものがあります。
お社は新しくされており、一見、何の変哲もない印象。
ところがです
裏に回ってみて、非常に驚きました。
お稲荷さんの石碑が、熊野神社さんとは、柵で以ってへだてられてキチンと整理されお祀りされている。
昔の集落の神社さんは、同じ敷地内に複数のご祭神があることは珍しくはありませんが、その中このような形で、つまりあまり人目につかないような形でお祀りされているのは、わたくし的には新鮮でした。
しかも、お稲荷さんの石碑に並んで、伏見稲荷大社のご祭神で五穀をつかさどる農業神・宇迦乃御魂と、神様を見上げるお狐が一緒となった石像があるではないですか!(あるのかないのか、はっきりしろ、って?)
~宇迦乃御魂は良時代の和銅4年(711)に京都市東山の伊奈利山にご降臨。
「衣食住ノ太祖ニシテ萬民豊楽ノ神霊ナリ」と崇められ、五穀豊穣・商売繫盛・家内安全・所願成就の神様として、広く信仰を集めた~
恥ずかしながらわたくし、宇迦乃御魂の像は初めて見ました。
お稲荷さん=お狐さん
こういうステレオタイプではないのですね。
思うにそもそものこの地での信仰の始まりは、実はお稲荷さんだったのでは、なんて想像をしてしまいます。
田舎のお社では、幾つかのご祭神が同居されていることは珍しくはありませんが、このように、敢えて境内を分かつようなお祀りの仕方は、初めてでしたね。
また
こちらは専従の宮司さんがいらっしゃったわけではなく、近くの富蔵院・宝光院さんのご住職が、「別当」を務められていたことが、鳥居に刻まれております。
実にいわゆる、「神仏習合」なんですね。
富蔵院さんは「真言宗」の、地元では古刹。
神社の行事では、もしかして、「祝詞」と「ご真言」、両方が読まれていたのではないですかね(笑)
それにしても、「寺社仏閣ハンター」たるもの、お詣りの際は決して気を抜くことなく、「裏」も必ず見る、その大切さを痛感させてくださった今回の邂逅でありました!
別当 の説明が刻印されております
宇迦乃御魂 なんですよね
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