前回、大変な反響をいただいた写経奉納見開き特別ご朱印。
秋までお休みの予定でしたが、再び拡がりつつある新型コロナウィルス。疫病退散を願い、急遽、再開することと致しました。
今回は暑くなると予想される今年の夏を少しでも涼しく、夏の海を泳ぐアマビエを描きました。
平安時代、疫病が流行した弘仁六年、真言宗の開祖である弘法大師空海さまは、時の嵯峨天皇に写経をお勧めしました。
嵯峨天皇は「疫病の流行は国を統治する自身の責任である」と考え、精進潔斎し、紺色の和紙に金文字の写経をされました。
一文字書き終えるごとに、お写経の文字に向かい、三度の礼拝をされたそうです。
その結果、疫病はたちまちに収束したと伝わっています。
嵯峨天皇のこの写経は、京都の大覚寺にいまも納められています。
◎真野寺では、ご参詣のおり、祈祷殿にていつでもお写経いただけます。機会があれば、山寺の静かな空気の中で、一文字一文字心を込めて写経をおつとめ下さい。
※法務により住職不在の場合は、ご朱印帳をお預かりし、描きあがり後の郵送となります。お時間をいただくことがありますが、何卒、ご了承下さい。