黒石神社のお参りの記録(1回目)
【陸奥國 古社巡り】
黒石神社(くろいし~)は、青森県黒石市市ノ町にある神社。旧社格は県社。祭神は津軽信英公。
江戸時代前期の1662年、黒石津軽家の祖とされる津軽信英が死去し、黒石陣屋の東南隅に廟を建立し埋葬したのが始まり。明治時代に入り、黒石陣屋が廃城となると、旧家臣たちは藩祖の遺徳を偲び、1879年に県令に神祭願を提出し、現在地に社殿を造営し信英の御魂を遷座した。その際に、黒石陣屋の大手門近くにあった廟門を移築し、これが現在でも残っているため江戸時代の遺構となっている。明治時代の近代社格制度のもと、当初郷社に列し、のちに県社に昇格した。
なお平成に入り、弘前東照宮が破産し、国指定の重要文化財である本殿を弘前市が取得したが、政教分離の必要があるため、当社に境内社として東照宮を建立し御祭神を遷座した。
当社は、弘南鉄道弘南線の終点・黒石駅の南方800mの市街地、浅瀬石川北岸の小高い場所にある。境内は旧県社としては中庸だが、半分は雑木林になっているので参拝エリアはコンパクトになっている。参道は短く、社殿は大きくはないので特徴はないが、見どころとしては江戸時代に造られた廟門を移した神門と、平成に入ってから弘前東照宮の御祭神を遷して建てられた東照宮。弘前東照宮の御朱印はこちらで拝受できる(自分は祭神遷座の事実を後で知ったため、御朱印を拝受せず、ちょっと後悔。)。
今回は、青森県の旧県社ということで参拝することに。参拝時は休日の午前中で、自分以外に特に参拝者は見掛けなかった。
江戸時代前期の1674年に諸臣から奉納されたものとのこと。
すてき
みんなのコメント(5件)
惣一郎さん、こんばんは!
素晴らしい「やるな、弘前藩!」の投稿が続いて、惚れ惚れしながら見せていただいています♪
ここにきて~東照宮の中でも初期に勧請された『弘前東照宮』~まさに「やるな!!」だったのに、思った以上にこぢんまりとした摂社に… 国重文として本殿が残るとはいえ、東照宮好きとしては残念な感じです( ´-`)
ぱん吉さん、こんばんはー!
前回のコメントやり取りのセリフ、覚えていていただき、めっちゃ感激です~♪(o^―^o)
弘前藩津軽家は、1600年以降<転封(配置換え)>などがなかったようで、250年以上お殿さまだったため、歴史的遺産については「やるな、弘前藩!」になっているようですね。
ちなみに、弘前東照宮の御祭神がなんで当社に遷座したのかは、ネットで調べても情報がほぼ出て来ないのですが、あとから思い出すと、当社の社務所入口の表札に「津軽○○」(おそらく宮司さんのお名前、津軽家の末裔でいらっしゃるのかと)とあったので、自分としてはかなりガッテン、ガッテンという感じでした~!(^▽^)/
「やるな、弘前藩!」 キャッチコピーにしたら行きたくなりますよ!(なりました 笑)
弘前藩と支藩の黒石藩~本家と分家の親戚関係みたいなものが、現代でも続いているのかもしれませんね。宮司様が津軽家の末裔の方でいらっしゃる(標札も見てみたい♪)となれば、私もガッテンです!いつか東照宮の御朱印もいただきに伺いたいと思います。足を運んだ人しか知らない貴重なガッテン情報☆ありがとうございます(^▽^)ノ
ぱん吉さんにコメントをいただいて、あらためてネットで事実調査をしました。
そうしたら、弘前東照宮と黒石神社がもっと深い関係であることが分かりましたのでご報告します。
もともと弘前東照宮に日光から東照大権現を勧請したのが津軽藩2代藩主・津軽信牧とその正室・満天姫で、満天姫は徳川家康の養女だったそうです。
黒石神社の御祭神は黒石藩祖の津軽信英公ですが、実は満天姫の息子なんだそうです。つまり、信英公からすると家康公は<おじいちゃん>だったんですね。ちなみに、黒石神社の東照宮には満天姫も相殿神(津軽満天姫命)として祀っているそうです。
そういう自分も、弘前東照宮にまつわる話、すべてガッテンしたのが家に帰った後だったので、御朱印はもらわずじまいです。
こんど青森に行ったら、ご朱印拝受は必達項目の一つにしたいと思います~♪(^▽^)/
調査報告ありがとうございます!!
私も気になって色々検索していました~
それぞれの東照宮によって、家康公との様々な繋がり方や歴史的な背景があるのも面白くて♪こちらは深堀しないとわからないパターンですね (^-^)
次は後悔のないように、御朱印ゲットしてください!
私も生きているうちに(笑)
投稿者のプロフィール
惣一郎1269投稿
ホトカミ見ました! で広がるご縁
ホトカミを見てお参りされた際は、もし話す機会があれば神主さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
神主さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。