曹洞宗梵音山
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知多四国八十八ヶ所巡りからは外れますが、浄土寺から影向寺へ向かう途中の知多郡南知多町豊浜に在る梵音山 極楽寺を参拝しました。
曹洞宗で、本尊は阿弥陀如来。
この本尊・阿弥陀如来立像は県指定文化財で、脇侍の観音菩薩立像と勢至菩薩立像は町指定文化財であり、一度拝してみたいと思っていましたので行く事にしました。
創建等は不詳ですが、以下の伝承があります。
須佐に勘小藤六という漁師がおり、ある日、漁で網を引くと金色に輝く仏像が掛かっていた。藤六は地元の極楽寺に安置したが、その夜、藤六に夢のお告げがあり「 ここより北方に岩屋の霊場があるからそこへ移せ。」と。この話を聞いた極楽寺住職が朝廷に申し上げると、時の元正天皇は行基に命じて岩屋に大伽藍を造らせ、そこに仏像を安置した。その岩屋寺供養の時、導師として来た行基に、藤六が「仏を岩屋寺に移したので極楽寺は寂しい。」と嘆いたところ、行基は阿弥陀三尊を彫して与えたという事です。本当ならば奈良時代の8世紀創建の古刹となります。
国道247号線の山側(北側)に寺院がありますが車では行けないため、海側(南側)に駐車場がありましたので停めてから徒歩で向かいます。
幟が立っている細い路地に入り、少し行くと境内へ向かう石段となります。崖の様な斜面の上ですから、石段はジグザグ(九十九折)です。途中に地蔵堂、更に上がると手水が目に入り、境内に着いたとわかります。手水の左側は庫裏(住職ご自宅)ですから、右側を進むと本堂の前に出ます。斜面を削って造成したと思われ、細長い境内です。手前から石像を納めた小さなお堂、納経所、本堂、須佐浦観音像、稲荷社です。
本堂の扉は閉まっていて(常時閉と書かれていた)、ガラス格子越しに本堂内を見ると、中央の須弥壇に本尊・阿弥陀如来と脇侍だと思うのですが簾が下がっていて観れません。右側の間には弘法大師、左側の間には南知多三十三観音霊場第17番札所の札所本尊・十一面観音でした。
御朱印を頂き、その際に本尊の拝観についてお聞きしようと納経所の呼び鈴を鳴らしましたがいらっしゃいません。ご不在だったのでしょう、今回はご縁がなかったという事で失礼する事にしました。本尊の拝観が可能なのかを含めて、次回は事前に連絡してから伺いたいと思います。

この路地の先にある
紫色の幟を見落とすと通り過ぎてしまうかも

石段をジグザグに上がる

石段の途中にある地藏堂

手水


如意輪観音の石像

本堂

後ろが崖のためこれ以上は引いて撮れない

本尊・阿弥陀如来と脇侍は簾が下がっていて観れず

弘法大師

南知多三十三観音霊場第17番札所の札所本尊・十一面観音

須佐浦観音

稲荷社
境内・文化財
境内・文化財をもっと見る|| 名称 | 梵音山 極楽寺 |
|---|---|
| 御朱印 | あり |
| 限定御朱印 | なし |
| 電話番号 | 0569-65-0254 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
巡礼の詳細情報
| 知多西国三十三所霊場 第5番 | 御詠歌: あらとうと ちかいの海の 深ければ うらやましくも 須佐の浦びと |
|---|---|
| 南知多三十三観音霊場 第17番 | 仏さま:十一面観世音菩薩 |
詳細情報
| 山号 | 梵音山 |
|---|---|
| 宗旨・宗派 | 曹洞宗 |
| 体験 | 御朱印札所・七福神巡り |
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