三ヶ根観音（太山寺）のお参りの記録(1回目)
愛知県三河鹿島駅

三河三十三観音霊場巡りの7寺目は、西尾市に在る第19番の薬王山 太山寺です。通称は三ヶ根観音。
6寺目の補陀寺から西へ約5kmの所で、有料道路の三ケ根山ドライブウェイの中に在ります。このドライブウェイは道路の両路肩にずっとあじさいが植えてあってキレイで昨年の6月に来ました。（補陀寺と同じくその時に観音霊場を巡っていたらこちらに参拝したでしょうから1度で済みましたが。）
真言宗醍醐派で、本尊は聖観音菩薩、札所本尊も同じです。

724年に疫病が流行し人々が苦しんでいた時、沖合いに光を放つ大木が波間に漂っており、この大木を陸に引き揚げてみると異形の大木のため疫病神だと思い、火を着けたが全く燃えない。この事を聞き付けた行基が、これは誠の霊木なりと言って一刀三礼のもとに聖観音菩薩を彫り、安置したのが始まりと伝わります。

三ヶ根山スカイラインのゲートで通行料(420円)を現金で支払って(ETCは未対応)、三ヶ根山の山頂近くを目指して行きます。それほど坂は急ではなく、カーブもキツくなく、距離も長くありません。山頂近くの展望台の所に駐車場がありますが、三ヶ根観音は少し手前を下った所にあります。（東側ゲートからの場合）境内の10台位の駐車スペースに停めました。境内は小堂が2つと本堂ですので、こぢんまりしています。本堂正面の扉は開かれていますが、堂内には入れないため外から手を合わせました。また本尊は幕があってお姿は全く見えませんでした。セルフ用御朱印は置いてないため、本堂左側の納経所で奉納経に押印をお願いしました。一般的な御朱印は手書きのカラータイプで人気があるそうです。
左側を上がると比島観音霊場で、フィリピン諸島での戦没者慰霊碑が多数建てられています。（戦争体験者が年々減っている中で、今後誰がこれらの慰霊碑の面倒を看るのか気になるところではあります。）
直ぐ近くに展望台があり、三河湾の眺望がいいです。もう少し暖かくなると、弁当持参でいらっしゃる方が多いです。