りゅうしょういん|真言宗智山派|蟹江山
龍照院(常楽寺)のお参りの記録一覧
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「尾張三十三」第13番札所です。
733年に行基が創建したといいます。
その後1182年、木曽義仲が七堂伽藍と十八坊を建立し、その中央に蟹江山常楽寺を置いたとされ、常楽寺には本尊として十一面観音菩薩を安置し、栂尾の明恵上人を中興開山としたといいます。
1583年に羽柴軍と織田・徳川軍が戦った蟹江城合戦の際には、龍照院と鎮守(冨吉建速神社・八剱社)を残し、兵火のために灰燼に帰しました。
御朱印は庫裡で頂き、御住職に色々お話を伺いました。
気さくで優しい方でした。
常楽寺の十八坊の一つ龍照院。今では、こちらの龍照院さんしか残っていないのかな?
弘法さん
地蔵堂
地蔵堂内
大日堂
大日堂内
本堂
本堂内観
山門 庫裏、客殿への入口
龍照院横に秋葉大権現
秋葉堂
秋葉堂内
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愛知尾張寺院巡りの2寺目は、1寺目の津島市の南東隣りの海部郡蟹江町に在る蟹江山 常楽寺 龍照院です。
真言宗智山派で、本尊は十一面観音(重文指定)。
尾張三十三観音霊場 第13番。本尊は秘仏で、毎月18日のみの開帳です。
月1回の開帳であり、コロナ禍のため開帳中止もあり、中々参拝出来ませんでしたが、今回やっと参拝出来ました。尾張三十三観音霊場も今回のこちらで満願(結願)になりました。
伝えによれば、733年に行基が創建、1182年に木曽義仲が七堂伽藍を建立し、十一面観音を安置した常楽寺を中央に置いたとされます。
かなりの寺領でしたが、1584年の蟹江城合戦の兵火により、本尊と龍照院のみを残し焼失。
明治の神仏分離、廃仏毀釈、領地没収により規模が大幅に減り、更に1891年の濃尾大震災により全て倒壊。その後復興し現在に至ります。
鐘楼の前(南側)に10台弱の駐車スペースがあります。右側の秋葉社、左側の須成神社に挟まれています。
正面に本堂、手前には地蔵堂と大日堂。
大日堂は木曽義仲の妾であった巴御前が寄進したと伝わり、平安時代末期作の大日如来が祀られていますが、素人による修復があるため町指定文化財に留まっています。
本堂で手を合わせてから納経帳にご朱印を頂戴しました。真ん中に閉扉の厨子があり、その前にお前立の観音像。以前は厨子に本尊が祀られていましたが、現在は収蔵庫に移されています。(過去は60年に1度の開帳だったそうです。)ボランティアのガイドの方々がおられて、収蔵庫へ案内頂きました。(寒い中、誠に御苦労様です。)
収蔵庫の扉を開けると十一面観音がいらっしゃいます。ガラス越しになりますが、庫内は照明により明るく、よく拝観出来ます。
高さ約170cm、像内の墨書銘により平安時代末期の1182年の作。素地で、ふっくらとした優しいお顔をされています。(童顔の様)ウエストは絞られ、なかなかいいスタイル。ヒダの彫りは浅めな感じでした。
18日のみしかお逢いできませんが、またお逢いしたいですね。
御朱印
鐘楼
地蔵堂
大日堂
本堂
客殿
屋根の左側に写っているのは町指定天然記念物の大銀杏(秀吉お手植えと伝わる)
収蔵庫
本尊・十一面観音(ネットから転載)
画像が粗いです、ご容赦
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