安楽寺のお参りの記録(1回目)
愛知県国府宮駅

尾張地区寺院巡りの4寺目は稲沢市にある大慈山 安楽寺です。
先の国分寺近くに在る臨済宗妙心寺派の寺院です。
本尊は十一面観音(秘仏)で、それを含めて国の重文指定彫刻が3躯と他に2躯祀られています。
事前に拝観依頼の連絡をしたところ、コロナのため複数人はお断りしているとの事でしたが、私一人だけの拝観のため許諾戴けました。
実は稲沢市内には安楽寺が2寺あって(たまにある話ですが)、地名で区別しています。こちらは安楽寺(船橋)で、もう一方は安楽寺(奥田)です。
国分寺の四方に支院を創建し、その北方に在るのがこの安楽寺と伝えられています。元々は天台宗でしたが、妙興寺(一宮市)から円光大照禅師を招いて中興したことから臨済宗となりました。
本堂内の中央の厨子に本尊十一面観音(秘仏)が祀られており、厨子の両脇に不動明王と兜跋毘沙門天、右側の脇檀に阿弥陀如来、左側の脇檀に釈迦如来が祀られています。国の重文指定彫刻は十一面観音、阿弥陀如来、釈迦如来で平安中期～後期作であり、なかなか素晴らしいです。
十一面観音は33年に1度の開帳であり、次回開帳されるのは22年後との事です。(あの世でお会いしますかね。)
拝観後に御朱印を頂戴しました。住職は口数少ない朴訥な感じの方でした。
尚、本堂前に7～8台駐車出来ます。