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【陸奥國 式内社巡り】
石手堰神社(いわてい~)は、岩手県奥州市水沢区黒石町小島にある神社。式内社で、旧社格は村社。祭神は、天忍穂耳命(あまのおしほみみ;天照大御神の子、瓊瓊杵尊の父)。通称は黒石神社。
創建は不詳。景行天皇の御代の創建との伝承がある。国史の初見は『日本三代実録』で、平安時代の862年に神階奉授の記載がある。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「陸奥國 膽澤郡 石手堰神社 小」に比定されている。社伝によると、陸奥二之宮として二宮明神とも呼ばれたとのこと。明治に入り、近代社格制度のもと村社に列した。
当社は、JR東北本線・陸中折居駅の東北東5kmの北上川の支流近く、平地に浮かぶ小丘の上にある。県道14号線のカーブの凸部にあって、境内部分は平地にあり、社殿だけが数十段の階段を登った小丘の上にあるという面白い造り。真っ赤な鳥居に、極太背高の御神木、神様に近づくような階段を登って頂上に村の鎮守、と必要なものがバッチリ揃っていて、個性的で印象に残る神社。
今回は、陸奥国の式内社ということで参拝することに。参拝時は休日の午前中で、参拝者は自分以外には誰もいなかった。
境内南端入口全景。右の道は車通りの多い県道。
朱色の発色が鮮やかな<一の鳥居>。奥には林の中にぽっかりと広場がある。
鳥居の右隣にあるのは、社号標ではなく、たぶん奥州市の文化財の看板。
鳥居をくぐって進むと、広場の真ん中に立派な<御神木>がある。
御神木の先にある<二の鳥居>と<社殿への階段>。
二の鳥居の左手に<社号標>。ここにあったのね。。。(^_^;)
二の鳥居に向かって左手には、<絵馬掛け・御籤掛け>。例祭日には絵馬や御御籤の領布があるのかな。
階段を登って<社殿>全景。
階段を登り切った左側にある<狛犬>。めっちゃかわいい。(o^―^o)
右側の<狛犬>。800社神社を見た中で、最もかわいいかも。(o^―^o)
<拝殿>正面。年季が入った躯体。
扁額をみると、大正時代のものみたい。
拝殿後ろの<本殿>。意外にも、かなり最近建替えられたものっぽい。
本殿の裏手は、田んぼなどの低い土地になっているので、社殿のある小丘が、田んぼの中にポツンと浮かぶ島のように存在していることが分かる。
<社殿>全景。年季の入った拝殿と真新しい本殿の組合せで、アンバランスも味がある。
参拝を終え階段を下る。
駐車場になっている一の鳥居近くの草原。向うに見えるは耕作地。のどかで良い感じ~♪ (^▽^)/
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