雲居寺

新潟県 帯織駅

『寺伝によれば、開山の巨山禅益大和尚は、三条市東裏館少林山定明寺の二世で、北潟村の大竜山麓に雲居寺を建てたと伝えられる。

　延宝五年(1677)三世中興陽山香益大和尚の時、村の用水池の堤防が決潰して、人家とともに流されたため、現在地に再建された。その最初の寺地は元屋敷と称され現在も残っている。

　この寺は火災にあって、古文書等は何も残っていない。現在の建物は、二十四世中興喝山善了大和尚によって建てられたものである。』

　　「新潟県寺院名鑑」より！

　この寺の歴史は古く、矢田地区にある光善寺より、約150年程古い1469年との事であるが、火災により記録が残っていないとの事で明らかでない。

又、寺の山門と鬼瓦には「菊水」の紋が掲げられているが、この由来も不明である。由緒のある寺である事は確かであるが、「栄村誌」は触れていない。