南之院

東京都 池上駅

池上本門寺の塔頭寺院の一つ・南之院を訪れました。境内は落ち着いた静けさに包まれ、大本山の賑わいから一歩離れた、穏やかな空気が流れています。御朱印をお願いすると、ご住職は本門寺へ出向中とのことで、奥様が丁寧に応対してくださいました。「書き置きになります」とのお話でしたが、実際には御朱印帳のサイズに合わせて用意された特製の御朱印で、貼り付けやすいようシール仕様になっている心配りがうれしい一品。申し訳なさそうにお気遣いくださる言葉とともにいただき、かえって温かなご縁を感じる参拝となりました。静かな境内と細やかな配慮が印象に残るお寺でした。

大田区池上。
門をくぐると右手に枝垂れ梅が咲いていました。清閑の中に枝垂れ梅がとても綺麗でした。
書置き(シールタイプ)の龍の絵と「狩野派所縁」と書かれた御首題をいただきました。
日蓮宗は御朱印帳ではなく御首題帳が必要なようです。今年に入り「神社」と「寺院」に分けるのと「お気に入りの御朱印用」など御朱印帳を数冊揃えたのでそのうち1冊を御首題帳にするか考え中。

宗旨:日蓮宗
創建年:弘安5年（1282年）
別称:大成弁院
江戸期には幕府の御用絵師狩野家の菩提所として大いに栄えた。本堂内陣の竜の天井画は狩野探玄の筆による。また、狩野家歴代の宝篋印塔と五輪塔が附近の墓地にあり、代々の位牌が本堂内の位牌檀に祀られている。

参拝しました