成等院

東京都 清澄白河駅

江東区三好に位置する成等院は、浄土宗の寺院として地域に根ざした存在です。寛永元年（1624年）、霊巌寺の塔頭寺院として創建され、万冶元年（1658年）には霊巌寺と共に現在の地へ移転しました。
しかし、成等院は第二次世界大戦の戦火により全焼してしまいました。戦後、境内の縮小が決定された際、前住職は檀家の大方を兼務していた四谷西念寺に移ることを選びました。区画整理が計画通りに進まなかったため、残された境内に再建が求められることとなります。
その後、材木豪商であった紀伊国屋文左衛門の石碑を作る話が再建のきっかけとなり、昭和33年（1958年）に新たに寺院が完成しました。

清澄白河駅から数分の場所に江戸の商人で有名な紀伊國屋文左衛門の墓所がありました。