養蓮寺

東京都 稲荷町駅

養蓮寺（ようれんじ）は、浄土真宗系の単立寺院で、開祖の恵伯によって正保年間（1645-1648）に創建されました。恵伯は三河から江戸に出府しました。

●歴史

養蓮寺は、初めは下谷の幡随院門前に位置し、報恩寺の末寺として信仰を広めていました。恵伯は地域の信者たちと共に、浄土真宗の教えを伝える役割を果たしました。しかし、寺の歴史に関する詳細は、何代目の住持の頃に報恩寺の境内へ移転したかなど、旧記の焼失により不明です。

●現在の寺院

養蓮寺の敷地は74坪余りで、付属の墓所も含まれています。本尊は阿弥陀如来の木立像で、高さは約2尺です。また、親鸞聖人や教如上人の御影も安置されており、それぞれ貞享4年と正保3年に真筆として授けられたものです。

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