そまやまじんじゃ
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【越前國 古社巡り】
杣山神社(そまやま~)は、福井県南条郡南越前町にある神社。旧社格は県社。祭神は、瓜生保公、新田義貞公、天照皇大神、瓊瓊杵尊、沖津彦命、沖津姫命。
創建は不詳。越前国南条郡の杣山城(八王子城)跡にあり、杣山城は建武の新政期まで瓜生氏の居城であった。1336年、瓜生保は恒良親王・尊良親王を奉じて新田義貞が金ケ崎城に入るとこれを支援し、援軍として出兵したが敦賀で戦死した。このため当社は南朝ゆかりの霊社とされる。
明治時代に入り、近代社格制度のもと無社格となり、その後県社に異例の昇格を果たした。これは、『太平記』に記載のある、瓜生氏が挙兵した「飽和ノ社(あくわのやしろ)」と結びつけたためとされる。1934年までは近隣別地にあったが、現在地にあった十五社を合併し現在地に遷座した。
当社は、JR北陸本線・湯尾駅の北東2kmの山あいの耕作地帯、山村にある。県道202号線に面していて、入口と社殿の間に阿久和川という川が流れている。境内の造りはシンプルで、鳥居をくぐって参道を進み、川に架かる神橋を渡ると、森の木々に囲まれた社殿がある。旧県社とのことだが、境内の広さ、社殿の大きさなどからすると旧郷社ぐらいの規模感かと思われる。裏手の森の緑の濃さから、神聖な雰囲気は素晴らしい。
今回は、福井県の旧県社であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、土砂降りのあいにくの天気であったこともあり、参拝者は自分以外には見掛けなかった。
境内南端入口の<一の鳥居>と<社号標>。
<一の鳥居>の前に立つと、参道をまっすぐ行った先に社殿が見える。
鳥居周りの松の木は、神社では珍しく、植木のプロにより綺麗に手入れされている。
参道左側の<手水舎>。
参道を進み、<神橋>を渡る。
<神橋>は本物の川(阿久和川)の上に架かっている。
神橋の上から見た境内全景。参道上に<二の鳥居>がある。
境内後方の森林の濃さがすごい。昼なお暗く、荘厳な感じ。
<拝殿>全景。屋根は瓦葺で今風だが、躯体はかなり年季が入っていて、補強工事待ちなのか、鉄柱で支えられている。
拝殿前左側の<狛犬>。意外と普通。
拝殿前右側の<狛犬>。
<拝殿>正面。簡素な造りに、「杣山神社」の扁額。電機は感応センサー式で点灯。
拝殿から振り返って境内全景。
拝殿の左隣に繋がっている建物。
拝殿後ろの<本殿>。半透明プラスチックトタンで囲われている。
拝殿近くから狛犬・二の鳥居方向を望む。木々が天に向かってまっすぐ伸びているのが気持ち良い。
周囲の景色。山間ののどかな耕作地帯に建っている。
最後に<社殿>全景。深い緑の森林に囲われた山間の社。(^▽^)/
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