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かすみがうら加茂地区にある水神社にお詣りして来ました。
霞ヶ浦のほとりにあります。
堤防を降りて、霞ヶ浦を眺めるとこんな風景です。
ちらほら、釣りを楽しんでる方がいます。
お社です。
今回は、珍しいものがあるので、紹介します。お社の背後に見える山(台地)にあります。
ジャーン!これです!!
なんじゃそら?と言わないで下さい。
山肌をくりぬいた穴が点在しています。
大きいものは、人が横になれる位の深さがあります。
仏様もいらっしゃいます。
実はこれ、横穴墓(よこあなぼ、おうけつぼ)といい、お墓の一種です。九州を起源にもち5世紀後半から8世紀にかけて作られました。大化2年(646年)薄葬令(むやみに大きな古墳を作っちゃダメよ令)以降盛んに作られたそうです。茨城県では、北部に多く、ひたちなか市中根にある十五郎穴(じゅうごろうあな)が有名です。県南では珍しいようです。
穴の周囲には無数の貝殻が覆っています。
立て看板に詳しく説明があります。約13億年から12億年前、関東平野が古東京湾といわれる海に覆われていた時代、この辺りは、牡蠣などが生息する干潟であったようです。
ここは、カキ化石の密集する層が露出している珍しい場所に、横穴墓が作られたという二重に貴重な歴史遺産になります。
海岸線の推移も詳しく説明されています。縄文時代と平安時代に低地帯が海に覆われる海進があったので、史跡をみるとき、その時代の海岸線の位置を踏まえると理解の助けになります。
貝殻がびっしりです。貝塚と間違えそうです。あっちはヤマトシジミがほとんどですけど。
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