建部社

長野県 広丘駅

（建部社祭神　並びに　由緒　の立て札より）

口承によると、弘安四年（一二八一）元寇の役の折り、神前に於いて戦勝祈願祭が行はれたり、と伝えられる
東筑摩郡・松本市・塩尻市誌第四巻年表編には、この年「建部社　勧請される」とある
　なお、記録によると勧請年代は詳ならずも
享保十九甲寅年十一月十六日、徳川八代将軍吉宗公全国大小神社取調の折、近江の国（滋賀県）栗田郡一ノ宮建部社（元官弊大社）より勧請せり、ともある
寛政六年（一七九四）現在の地に本殿を再建、遷座されりと伝わり、この本殿の蛙股に松本城主小笠原の三階菱の家紋の彫があることから、小笠原城主の建立であろうと伝わる
　明治五年十一月村社に列し、明治二十年九月旧拝殿が建立され爾来ここにて祭事がおこなわれる。

　明治四十年十二月四日　長野県知事の許可を得て
　吉田字若宮無格社八幡社　吉田字八幡原無格社八幡社
　吉田字中原無格社山神社　吉田字龍神無格社大龍神社
　吉田字びわ池無格風雷神社　　上記五社を合併する