令和7年睦月の切絵御朱印には、今年の干支である「巳」と、福を招く「打ち出の小槌」をあしらいました。
蛇は古くより、金運や技芸上達をもたらす弁財天の使いとされ、穀物や作物の豊穣を司る神、さらには恵の雨を降らせることから水を司る神として大切にされてきました。また、脱皮を繰り返して成長することや、その生命力の強さから「子孫繁栄」や「不老長寿」を象徴する動物と言われます。
打ち出の小槌は、振ることにより富や宝など様々なものがあらわれどんな願い事も叶うとされる、日本の説話や昔話に登場する宝物のひとつです。鬼の持つ宝物であるとされるほか、財運隆昌や五穀豊穣などのご利益で知られる大黒天の持ち物であるともいわれ、富をもたらす象徴とされています。
巳年は、これまで積み重ねてきた努力や準備してきたことが、いよいよ実を結び始める時期を示していることから、成長と結実の年になると言われます。この年の始まりにお参りの皆様方に福が訪れますように、これまでの努力が実を結び、大きく飛躍する年となりますようにお祈りいたしております。