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【2023~2024版】近くのお寺で除夜の鐘をつこう!回数の意味や時間も紹介

最終更新:2023年12月27日(水)
公開:2023年12月14日(木)

「除夜の鐘をつきたい!」
「どこのお寺で除夜の鐘をつけるんだろう?」
「一般人でも、除夜の鐘ってつけるのかな・・・」

「除夜の鐘、つきたいな」と思ったことはありませんか?

こんにちは、日本最大の神社お寺のお参りの記録投稿サイト「ホトカミ」編集部仏教担当の横井です。

今回取り上げるのは、「除夜の鐘」。

一年が終わる、大晦日の夜。
耳をすませば、除夜の鐘の音がどこからともなく聞こえてきます。


実は、お坊さんだけではなく、一般人でも除夜の鐘をつくことができます。
つまり、あなたも除夜の鐘をつくことができます。

そこでこの記事では、「除夜の鐘をつけるお寺の見つけ方」「除夜の鐘の作法」さらには、「なぜ、108回つくのか?」といった除夜の鐘の豆知識まで、
今年の大晦日、あなたが除夜の鐘をつくために必要な知識を徹底紹介します。

最後に、ホトカミならではの除夜の鐘をつけるお寺も紹介します。

この記事を読んで、ぜひあなたも除夜の鐘を体験してみてくださいね。

それでは、まいりましょう。

【47都道府県別】除夜の鐘を体験できるお寺まとめ

この記事の書き手
神社お寺・御朱印の検索サイト「ホトカミ」運営代表

吉田 亮


「100年後に神社お寺を残す」ために月間120万人の神社お寺ファンが使う神社お寺の検索サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表取締役。
東京大学理科II類入学後、文学部言語文化学科日本語日本文学(国語学)専修課程卒業。
2013年より日本文化や歴史を後世に繋ぐ事業を開始、2016年法人化。

    目次

  1. 近くのお寺へ除夜の鐘をつきにいこう
  2. 除夜の鐘の豆知識
  3. まとめ

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近くのお寺へ除夜の鐘をつきにいこう

まずは、「除夜の鐘をつきたい!」というあなたの願望に応えるために、 「除夜の鐘をつける近くのお寺の見つけ方」「除夜の鐘の手順や注意ポイント」「除夜の鐘時間」など、
あなたが安心して今年の大晦日に除夜の鐘をつくために大事な知識を紹介します。

さっそく、みていきましょう。

除夜の鐘は一般人でもつける

実は、一般の人でも除夜の鐘をつくことができます。

多くのお寺では、当日にお寺に行って並ぶだけで除夜の鐘をつくことができます。

しかし、東京タワーの近くにある増上寺などの大きなお寺では、非常に多くの参拝者が訪れるため、全員が鐘をつくことはできません。

そのため大きなお寺では、事前に整理券を配布するなどの方法で鐘をつく人数を制限しています。事前、もしくは当日に整理券を入手する必要があるんですね。

また、お坊さんだけが鐘をつくお寺や、鐘があっても除夜の鐘をつかないお寺もあります。

お寺によって除夜の鐘をつかせていただく方法が異なるので注意しましょう。
無料ではなく、有料のお寺もあります。

大晦日に除夜の鐘をつきにいく前に、直接お寺に電話で問い合わせるか、お寺のホームページなどで、そのお寺の除夜の鐘の情報を確認しておけば、安心ですね。

次に、「除夜の鐘をつける時間」を紹介します。
意外と早い時間帯から除夜の鐘をつき始めるお寺もあるんですよ。

除夜の鐘をつける時間は?

除夜の鐘は、大晦日の22時30分ごろから元日の1時ごろまでつけることが多いです。
22時半といえば、まだ紅白歌合戦の終盤で盛り上がっている時間帯です。 意外と早くから、鐘をつき始めているんですね。

一般的に除夜の鐘は、大晦日の夜から年をまたいで108回つくとされています。
しかし、「108回だけ鐘をつくお寺」と「108回以上鐘をつくお寺」があります。

「108回だけ」鐘をつくお寺では、107回を旧年中に、最後の1回を新年につきます。
1分に1回鐘をつくとすると、107分(1時間47分)はかかります。
よって旧年中に107回つくために、およそ10時30分ごろからつき始める必要があります。

また、終わる時間は、鐘をつく回数によって決まります。

「108回だけ」鐘をつくお寺では、新年の1回をついたら終わります。

すべての参拝者が鐘をつけるように、「108回以上」鐘をつくお寺では、人数にもよりますがおよそ1時ごろに終わります。

参拝者が多く整理券を配るお寺は、事前に配布された整理券に鐘をつける時間が書かれているかもしれません。その場合は、書かれている時間に遅れないように気をつけましょう。

大晦日のお寺はとても多くの人がお参りに来るため、大変混みます。
時間に遅れないよう、早めにお寺に到着できると良いですね

ここまでみてきたように、「108回だけ鐘をつくお寺」と「108回以上鐘をつくお寺」で時間は異なりますが、
一般的に、大晦日の22時30分ごろから、元日の1時ごろまでつけることが多いということがわかりました。

除夜の鐘をつける時間がわかったところで、次は「除夜の鐘をつける近くのお寺の見つけ方」を紹介します。

除夜の鐘をつける近くのお寺の見つけ方

「近くのお寺で除夜の鐘をつきたい!」と思っても、
除夜の鐘をつけるお寺の見つけ方がわからないですよね。

でも、心配いりません。

日本最大のお参りの記録投稿サイト「ホトカミ」だからこその除夜の鐘をつける近くのお寺の見つけ方を紹介します。

    除夜の鐘をつける近くのお寺の見つけ方
    ①ホトカミの現在地検索から、近所のお寺を見つける
    ②事前に電話やホームページから、除夜の鐘の情報を確認する

詳しく、みていきましょう。

ホトカミの現在地検索ページから、あなたのお住いの近くにあるお寺を見つけることができます。
現在地から神社お寺を見つける

この現在地検索を使い、近くにあるお寺を見つけてください。

しかし、鐘そのものが無いなどの理由から、除夜の鐘をつけないお寺もあります。

そのため、大晦日に除夜の鐘をつきにいく前に、直接お寺に電話で問い合わせるか、お寺のホームページなどで、そのお寺の除夜の鐘の情報を確認しておきましょう。


また、この記事の最後では、除夜の鐘をつけるお寺をいくつか紹介しています。こちらもチェックしてみてください。


「除夜の鐘をつける近くのお寺」を見つけられたところで、次に、「除夜の鐘の作法」を紹介します。

除夜の鐘の作法は難しくないですが、注意ポイントも紹介するので、
しっかり読んでくださいね。

除夜の鐘の作法

せっかく除夜の鐘をつける近くのお寺を見つけても、 「お寺の鐘をつくのは初めてで、不安」という方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、「除夜の鐘の手順」と「注意ポイント」を紹介します。

難しくないので、安心してください。

除夜の鐘の作法をまとめると、以下のようになります。

    除夜の鐘の作法
    ①合掌一礼
    ②鐘をつく
    ③合掌一礼

    注意ポイント
    「本堂へお参りする前に鐘をつくこと」

詳しくみていきましょう。

①合掌し、一礼します。

②鐘をつくための丸太、「撞木(しゅもく)」の紐を握り、勢いをつけます。
「いーち、にー」と撞木を後ろに引いて勢いをつけて、
「さんっ!」で鳴らします。(もちろん声を出す必要はありません。)

③鐘を鳴らし終わったら合掌します。お願いごとがあればこのときに念じて一礼します。

鐘をつくときの強さは、力いっぱいつく必要はありません。
ほどほどの力加減でつきましょう。

そして、注意する点は、
「本堂へお参りする前に鐘をつくこと」です。

お参りの後につく鐘は「戻り鐘(もどりがね)」と呼ばれ、縁起が悪いとされています。
必ず、お参りする前に鐘をつき、鐘をついたあとで、本堂などにお参りするようにしましょう。


ここまで「除夜の鐘をつきたい!」というあなたの願望に応えるために、 「除夜の鐘をつける近くのお寺の見つけ方」「除夜の鐘の手順や注意ポイント」「除夜の鐘の時間」など、除夜の鐘をつくために大事な知識を紹介してきました。

次に、あなたがもっと除夜の鐘を楽しむために、除夜の鐘の豆知識を紹介します。

【47都道府県別】除夜の鐘を体験できるお寺まとめ

除夜の鐘の豆知識

「除夜の鐘の『除夜』ってなに?」
「鐘を108回つくのは、なぜ?」
「なんで12月31日を大晦日と呼ぶの?」と気になったことはありませんか?

これには、もちろん理由があるんですよ。

ここからは、「なぜ、除夜の鐘は108回つくのか?」「大晦日の由来」「除夜の意味」など、除夜の鐘にまつわる豆知識を紹介します。

除夜の鐘をより深く知って、大晦日を迎え、鐘をつきに行けたら楽しみですね。

それでは、まいりましょう。

大晦日とは「一年の終わり」のこと

なぜ、12月31日のことを大晦日(おおみそか)というのか知っていますか。
ヒントは、「大晦日」という漢字に隠れています。

大晦日には『大』とつきます。

「『大』とつくということは、普通の晦日(みそか)もあるのでは」と考えた方、正解です。

説明しましょう。

晦日(みそか)の「晦」という字には、「月が隠れる」という意味があります。
晦日とは、旧暦(昔の暦)で「その月の最後の日」という意味です。

旧暦は月の動きを基準とするため、1ヶ月の終わりは必ず新月になります。
そのため、月が見えなくなる、1ヶ月の最後の日のことを晦日というようになりました。

    晦・・・月が隠れる
    晦日・・・その月の最後の日(月が隠れる日)

また、三十歳のことを三十路(みそじ)というのと同じく、
三十を「みそ」と呼びます。

そのため、三十日(「みそ」+「か」)と書いて、1ヶ月の最後の日を「みそか」と呼んでいました。

大晦日は、一年で12回ある晦日のうち、一年で最後の晦日(みそか / 三十日)なので大晦日と呼ばれているんです。

つまり、月末のことを「晦日(みそか)」といい、
そのなかでも一年で最後の12月の晦日を特別に「大晦日(おおみそか)」と呼びます。

「除夜」とは、大晦日の夜のこと

それでは、除夜の鐘の「除夜(じょや)」とは、どんな意味なのでしょうか。

「除夜」とは、大晦日の夜のことを指します。

古い年を除き、新しい年と入れ替わる日の夜のため、大晦日の夜のことを「除夜」と呼ぶようになりました。
また、カレンダーを入れ替える日でもあるので、暦を除く夜という意味もあるようです。

108回は「煩悩」の数

除夜の鐘は、本来は108回つきます。
鐘を108回つくようになったのは中国の宋の時代(960〜1279年ごろ)からの風習です。

では、108にはどのような意味があるのでしょうか。

108は、「煩悩(ぼんのう)」の数と言われています。
「煩悩」とは欲望・怒り・迷いなどのように、心を惑わせたり、身を苦しめ悩ませる心のはたらきのことです。

この煩悩があることによって、苦しみが生まれてしまいます。

仏教において、人間の煩悩は数えきれないほどあるとされ、煩悩の数は時代や教えによって異なりました。

では、なぜ今は「煩悩の数は108」とされているのでしょうか。

この108という数字には仏教の世界では「非常に多い」「無限にある」といった意味があります。
人間の煩悩は非常に多いということですね。

そうはいっても、「別に108じゃなくてもいいのではないか・・・」と思う人もいるでしょう。
そのため、「煩悩の数は108」であることを説明するために古今東西、多くのお坊さんによって語り継がれてきたお話があります。


ここでは、『人間の感覚である「六根」(ろっこん)」が108個の煩悩を生み出している』『四苦八苦(しくはっく)という言葉の語呂合わせ』という2つのお話から、なぜ煩悩の数は108なのか紹介します。

人間の感覚「六根」が煩悩を生み出している

まずは、「人間の感覚である『六根(ろっこん)』が108個の煩悩を生み出している」という話を紹介します。

仏教では、人間の感覚は6つある(眼・耳・鼻・舌・身・意)として、これを六根といいます。
一般的に人間の感覚は五感と言われますよね。
五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚(眼・耳・鼻・舌・身)のことです。
これら五感に「心(意)」を加えたものが六根です。

(眼・耳・鼻・舌・身・意は、般若心経にも出てきます。もし般若心経を見聞きする機会があれば、「眼・耳・鼻・舌・身・意」の文字を意識して聞いてみてください。)

六根に対して、それぞれ好(良い)・悪(悪い)・平(どちらでもない)という3種類の状態があり、これらを六根とかけ合わせると、「6(六根)×3(好・悪・平)=18」で、18個の煩悩になります。

さらに、18個の煩悩それぞれに浄(綺麗)・染(汚い)の2種類があり、先ほどの18の煩悩に2をかけて36個の煩悩。
36個の煩悩に過去・現在・未来の3つをかけて「36×3(過去・現在・未来)=108」となり、「煩悩の数は108」となります。

なんだか計算が多くて大変ですね。 これが、「人間の感覚である『六根(ろっこん)』が108個の煩悩を生み出している」というお話でした。

四苦八苦という言葉の語呂合わせ

次にご紹介するのは、「四苦八苦(しくはっく)という言葉の語呂合わせ」です。

四苦八苦とは、仏教で説かれる苦しみのことで、

    生(しょう)・・・この世に生まれること
    老(ろう)・・・老いること
    病(びょう)・・・病気になること
    死(し)・・・亡くなること
    愛別離苦(あいべつりく)・・・愛する人と別れてしまうこと
    怨憎会苦(おんぞうえく)・・・嫌いな人と出会ってしまうこと
    求不得苦(ぐふとくく)・・・欲しいと思うものが手に入らないこと
    五蘊盛苦(ごうんじょうく)・・・心と体から苦しみが生まれてしまうこと

という苦しみのことです。

仏教では、煩悩があるために、四苦八苦の苦しみが生まれてしまうと考えられています。

そして、四苦(4×9=36)+八苦(8×9=72)=36+72=108
という語呂合わせから「煩悩の数は108」であるとされています。

語呂合わせを考えるなんて、お坊さんもユーモアがありますね。

ここでは、「人間の感覚である『六根(ろっこん)』が108個の煩悩を生み出している」「四苦八苦(しくはっく)という言葉の語呂合わせ」を紹介しました。

どちらも、しっかりと仏教の教えが入っています。


また、鐘の音には煩悩をはらうご利益があります。

108ある煩悩を、鐘の音ではらってから、清らかな心で新しい年を迎えるのが除夜の鐘なんですね。

ちなみに、お坊さんが使っている長い数珠も、玉の数が108個です。数珠を擦る(する)ことで、煩悩を擦り砕くことができます。

除夜の鐘の108と、仏教には深いつながりがあるんですね。

お寺の鐘は「聖なる鐘」という意味!?

最後に、お寺の鐘そのものについて紹介します。

お寺の鐘の正式名称は「梵鐘(ぼんしょう)」といいます。
この「梵(ぼん)」という字には、「聖なるもの」「清らかなもの」という意味があります。

つまり、お寺の鐘である梵鐘は「聖なる鐘」という意味なんですね。

梵鐘には仏さまの頭のくるくる(螺髪/らほつ)のようなものがついています。
この突起を「乳(ち)」といい、煩悩の数と同じく108個ついている梵鐘が多いです。

お寺の鐘は毎日、朝と夕方の2回、時報としてつきますが、最近は年末や儀式のときだけ鐘をつくお寺も増えてきました。

この梵鐘を吊るす専用の建物のことを、「鐘楼(しょうろう)」といい、 鐘をつくときに使う大きな丸太を「撞木(しゅもく)」といいます。

ここまで、「なぜ、除夜の鐘は108回つくのか?」「大晦日の由来」「除夜の意味」など、除夜の鐘にまつわる豆知識を紹介してきました。

除夜の鐘をつくのが楽しみになってきましたね。

【47都道府県別】除夜の鐘を体験できるお寺まとめ

除夜の鐘を体験できるお寺はこちらから

以下のページでは全国の除夜の鐘をつけるお寺339ヶ所をまとめて紹介しています。
こちらもぜひご覧ください!

【47都道府県別】除夜の鐘を体験できるお寺まとめ

まとめ

除夜の鐘を身近に感じていただけましたか?

あなたも除夜の鐘をつくことができます。

ただし、お寺によっては、除夜の鐘をつける時間や人数に制限があるので、事前に公式ホームページや電話などで情報を確認しましょう。

大晦日につく除夜の鐘には煩悩をはらう意味があるので、一年の煩悩をはらってから新年を迎えることができたらいいですね。

大晦日にお参りをしたら、ぜひホトカミに投稿してくださいね。

良いお年を!

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