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じょうせつじ|日蓮宗順徳院山

常説寺
山梨県 塩崎駅

常説寺の基本情報

住所山梨県甲斐市吉沢714
行き方

JR甲府駅南口バスターミナルから昇仙峡行きバス乗車25分
「桜橋」バス停降車徒歩3分

アクセスを詳しく見る
名称常説寺
読み方じょうせつじ
御朱印あり

限定御朱印なし
御朱印帳なし
電話番号055-277-3727
お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。
メールアドレスjyosetuji@mx4.nns.ne.jp
ホームページhttp://ccnet.easymyweb.jp/member/jyosetuji/default.asp

詳細情報

山号順徳院山
宗旨・宗派日蓮宗
創建時代823年(弘仁14年)
開山・開基栄澄僧正
文化財

順徳上皇御下賜の白輿格護(国重要文化財)

ご由緒

岳とは「神仏がおられる神聖な山地」という意味で、金峰山(きんぷさん)信仰は第10代・崇神(すじん)天皇の御代(紀元前97~29年)、病気が蔓延したため、各地に神を祀り悪疫退散と万民息災を祈願し、甲州金峰山山頂(2595m)に医薬、禁厭の守護神・少彦名命を祀り山宮としたことに始まる。

 第42代・文武(もんぶ)天皇の御代(697~707年)、役小角(えんのおづ)が奈良吉野の金峰山(きんぷせん)から魔障を除く仏、蔵王権現を祀り、以来神仏混合の修験道場として栄え、南北朝時代(1336~92年)には、奈良吉野に次ぐ全国的な山岳修験信仰の聖地となった。
 修験信仰が衰えた江戸時代には、一般の信仰を集め、金峰山里宮の金桜神社年番神主が御岳御師(みたけおし)となって、関東一円に「御岳講」の普及をはかった。 

 常説寺はもと天台宗の寺院で、弘仁14年(823年)、伝教大師の弟子、栄澄僧正が大師御自作開眼の釈尊立像を奉持し、金峰山参拝道、一の鳥居内に台嶺山圓乗寺を建立したことから始まる。
 承久年間(1220年頃)順徳上皇が、越後寺泊から甲州御岳金峰山に奉幣のため、上皇御使用の輿を使わす。勅使は圓乗寺萩堂に輿を留め、半月あまり天下泰平を祈願し、その法施として順徳院号を降ろされ、順徳院山圓乗寺と寺号を改める。
 さらに文永年間(1270年頃)、日蓮大聖人甲州巡錫の折、御岳金桜神社へ参拝される。その途次、参道にあたる当山へ御逗留なされ、当山が順徳上皇に御由緒ありと聞くと、承久当時の昔を偲び、法華経の御説法をされる。
 時の住僧乗蓮僧都は大聖人の教導を受け、御弟子となり、天台宗を棄てて名を安楽院日乗と改め、寺号も順徳院山常説寺と改める。
 以来七百余年、法燈相継ぎ釈尊の正法、妙法蓮華経を常説法教化し今日に至る。

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