いみのみやじんじゃ
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忌宮神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2023年01月22日(日)
参拝:2022年12月吉日
【長門國 式内社巡り】
忌宮神社(いみのみや~)は、山口県下関市長府宮の内にある神社。式内社で、長門國二之宮。旧社格は国幣小社で、現在は神社本庁の別表神社。祭神は、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇。
仲哀天皇元年(192年)に仲哀天皇は熊襲征討のため当地を訪れ、行宮・豊浦宮を創建した。『日本三大実録』によると、仲哀天皇4年(195年)に秦の始皇11代の孫功満王が渡来して当地に住みつき蚕の卵を奉献したとされ、豊浦宮は蚕種渡来の地とされている。
社伝によると、仲哀天皇8年(199年)に天照大神と住吉三神による宣託を疑ったため筑紫の香椎でなくなった仲哀天皇を、神功皇后が三韓征伐からの帰途、豊浦宮跡に祀ったのが当社の始まり。飛鳥時代の聖武天皇の御代に神功皇后と応神天皇を奉斎して、仲哀天皇を祀る豊浦宮、神功皇后を祀る忌宮、応神天皇を祀る豊明宮の三殿分立の神殿とされた(のち火災を機にすべて忌宮に合祀された)。
平安時代の927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「長門國 豊浦郡 忌宮神社 小」に比定されている。1336年に足利尊氏が戦勝祈願を行い、翌年法楽和歌を奉納している。中世以降は、当地領主の毛利家の篤い庇護を受け、境内社として歴代藩主を祀る豊功神社が置かれた。明治時代に入り、近代社格制度のもと国幣小社に列格した。
当社は、JR山陽本線・長府駅の南西3kmの市街地、ごく緩やかな傾斜地にある。長府の中心地にあるが境内は広々としている。社殿は大きく、左右両側の建物と渡り廊下と境内社で接続しているユニークな造り。荒熊稲荷神社や八坂神社などの境内社が、それぞれ独自に鳥居、瑞垣、手水舎などを有しているのも特徴。あと、市街地寄りの境内東側に相撲資料館がある。
今回は、長門國の式内社、長門國二之宮、旧国幣小社、別表神社であることから参拝することに。参拝時は休日の午前中で、あいにくの小雨にもかかわらず、自分以外にもぱらぱらと参拝者が訪れていた。
境内南端入口全景。写真左端に見える大きな樹木は「乃木希典将軍御手植えの楠」。
鳥居をくぐり階段を上がったところ左手にある、豪快な自然石の<石燈籠>。
広々とした境内は、非常にきれいに掃き清められている。闊歩する鳩たちも気持ち良さそう。
広々とした境内は、非常にきれいに掃き清められている。闊歩する鳩たちも気持ち良さそう。
神門前の階段の手前にある<鬼石>。熊襲平定のため豊浦宮を建てた仲哀天皇が、攻め込んできた新羅国・塵輪(じんりん)を弓で射殺した。塵輪の首を埋めて覆ったのがこの「鬼石」で、その名称は塵輪の顔が鬼のようであったことに由来するとのこと。
神門前の階段の左手にある<手水舎>。
階段を登って<神門>をくぐる。
神門前左側の<狛犬>。現代風。
神門前右側の<狛犬>。
神門をくぐって正面にある<拝殿>。
<拝殿>正面。
社殿の左手にある<授与所>。御朱印はこちら。
社殿と授与所を繋ぐ塀に<門>が設置されている。
門の中を覗くと、渡廊下の途中に境内社の<若宮社>がある。仁徳天皇を祀る。
若宮社のある門の前から<社殿>全景。拝殿後ろの本殿は、色違いの屋根になっている。
社殿の右手にある建物。特に表札はないが、参集殿として使っているのかな。
社殿と上の建物を繋ぐ塀に<門>が設置されている。
門の中を覗くと、渡廊下の途中に境内社の<高良社>がある。地主大神、武内宿禰を祀る。
高良社のある門の前から<社殿>全景。
社務所の左手、瑞垣の外にある<八坂神社>の鳥居。
<八坂神社>の社殿。
境内の東部、東鳥居を上がったところにある<荒熊稲荷神社>。
最初、鳥居、瑞垣、社務所、社殿、境内社が揃っているので、別個独立の神社かと勘違いした。(^_^;)
最初、鳥居、瑞垣、社務所、社殿、境内社が揃っているので、別個独立の神社かと勘違いした。(^_^;)
<荒熊稲荷神社>の拝殿正面。
<荒熊稲荷神社>の境内社。左から順に<三八稲荷神社>、<月見稲荷神社>、<豊市稲荷>。
瀬戸内海に浮かぶ<満珠島(右)・干珠島(左)>も、当社の飛地境内となっている。こちらはなんと、国の天然記念物。
写真は、当社の南東1kmの海際の高台にある<豊功神社>から見た<満珠島・干珠島>。(^▽^)/
写真は、当社の南東1kmの海際の高台にある<豊功神社>から見た<満珠島・干珠島>。(^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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