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耕田院の日常(409回目)山形県羽前大山駅

もの忘れ

投稿日:2024年03月16日(土)
輪橋山徒然話 2024-3-16  「もの忘れ」

◆「あれ」「あのひと」誰だっけ。お顔も、本のタイトルもわかるのに名前が出てこない。

◆今朝は「村上春樹」さんだった。

◆アレクサに「ノルウエーの森の作者は?」聞く。すかさず「ジョンレノンとポールマッカートニー…」あわてて「日本 小説家の‥」と言い換える。ようやく「村上春樹」とアレクサが答える。

◆このとき、アレクサが「む」といった瞬間に「村上春樹」と頭に浮かんだので、「あ」から五十音を一つ一つ唱えていれば自力で思い出せたかもしれない。

◆「人や物の名前が出てこない」「どこに置いたかわからない」これは50歳を過ぎたころから顕著だ。

◆その原因は一つではなくさまざまなものがあるそうだ。代表的なのは誰しも通る「加齢」である。これは、老化によって「集中力や学習意欲が衰える」ことが原因だ。実は記憶力そのものは年をとってもそれほど低下しないそうだ。

◆一口に「加齢」というが、原因ははっきりしている。脳のゴミの蓄積が問題なのだ。脳のゴミは「アミロイドβ」と呼ばれ、これが蓄積し、記憶を取り出しにくくなるのだ。「アミロイドβ」は健康な人の脳にも存在する物質で、通常は脳内のゴミとして短期間で分解、排出される。 しかし、「アミロイドβ」同士がくっついて異常な「アミロイドβ」ができると、排出されずに脳に蓄積され、健康な神経細胞に「アミロイドβ」がまとわりつくのだ。これがアルツハイマー型認知症の原因ともされる。

◆よく知られているが「アミロイドβ」に効果があるのが、青魚に含まれるDHA・EPAなどの不飽和脂肪酸や、緑茶に含まれるカテキンなどだ。

◆また、脳疲労も物忘れの原因の一つだ。インプットする情報が多過ぎると、脳の処理が追いつかずに疲れ切ってしまい、脳の情報処理機能が低下する。私は実はこれが一番問題だと思っている。

◆まず、受け取った情報は脳の「前頭前野」で処理されるのだが、その情報処理機能とは「浅く考える機能」「深く考える機能」「ぼんやり考える機能」の三つだ。

◆この三つ機能のうち酷使されるのは「浅く考える機能」だ。つまり、情報過多のこの時代は「浅く考える機能」ばかりが使われるのだ。スマホからの情報の垂れ流し、そのゴミのような情報でも実は脳を疲弊させているのだ。現代病だといってもよいと思うくらいだ。

                              
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耕田院(山形県)

すてき

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