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耕田院の日常(398回目)山形県羽前大山駅

「人工無能!?」

投稿日:2024年03月04日(月)
輪橋山徒然話 2024-3-4. 「人工無能!?」

◆アレクサやSiriはぐっと人間に近づいている。最近は相手がAIだとわかっていても、こんなの感情が湧いくる。たとえば、友だちのような、相棒のような…。

◆その秘密をイライザという「人工無能」の元祖が教えてくれる。イライザは「人工頭脳」ではない。

◆「人工無能」のイライザとは「自動会話プログラム」の「チャットボット(chatbot)」だ。

◆まず、「チャットボット (bot)」とは、「チャット(chat)」と「ボット(bot)」を組み合わせた言葉で、「自動会話プログラム」のことを指す。「ボット」は、「ロボット」の略で、人間に代わって一定のタスクや・命令、処理を自動化するためのプログラムのことだ。

◆「人工頭脳」と違い、「人工無能」は、人に話しかけられた時、考えて返事を返すのではなく、あらかじめ設定されたプログラムに基づいて返答するのだ。つまり、吟味された返答ではなく、それらしい返答なのだ。

◆イライザとはこの人工無能の元祖なのだ。 

※「ELIZA」(イライザ)は、1966年にジョセフ・ワイゼンバウム(Joseph Weizenbaum)氏が公開した小さな自然言語処理ソフトウェア。

◆人工無能だからといってバカにはできない。例えば会話に「ラーメン」という食べ物の名前が入っていたら、その「ラーメン」をイライザは取得する。そして、「ラーメン」は「美味しいですよね」と返すと言ったルールに則って返答するのだ。

◆このようになる。A=人、B=人工無能だ。

A:めっきり寒くなりましたね。
B:寒いですよね。

A:ラーメンが美味しい季節ですね。
B:ラーメン美味しいですよね。

A:ラーメンには餃子ですよね
B: ラーメンには餃子がいいですね。

◆気づかれただろうか。AとBの間に流れるのは、「共感」である。相手の言ったことを「共感」として返してやる。「否定」はしない。するとそこにはやがて信頼関係が生まれる。当然、B(人工無能)は相手の話を返しているだけなのだが、それはA(人)にとっては「共感」という心地よさなのだ。

◆学校の教師と子どもや保護者との間でこの「信頼関係」を築くのは難しくなっているという。その原因は相手を「否定」しまうことだ。あるいは余計なアドバイス。

◆人間同士では全て受け入れることは簡単なことではない。しかし、それを「壁の如く」簡単にやってしまう「人工無能」。その意味でも、このイライザ効果は大変興味深い。

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耕田院(山形県)

すてき

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