耕田院の日常(373回目)|山形県羽前大山駅
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投稿日:2024年02月07日(水)
輪橋山徒然話 2024-2-6
▶️子どもの睡眠時間確保のためにやめること「親子同衾」
◆さて、子どもには一体どれくらい睡眠が必要なのであろうか。
◆例えば、柳沢正史さんは必要な睡眠時間(アメリカの小児科学データ)を次のように示している。
○5歳まで 約11時間
○9歳 約10時間
○11歳 約 9時間30分
○高校生 約 8時間30分
◆この時間が海馬の成長に望ましい長さの基準してみると、明らかに日本の子どもの睡眠時間は短い。寝不足なのだ。
◆さて、なぜ日本の子どもは寝不足なのだろうか。
◆一つの理由は「親子同衾」にあると柳沢正史さんはいう。つまり、親子が一緒に寝るということだ。その親子同衾ではどうしても親の生活リズムに子どもを合わせてしまう。親と一緒に眠るつまり、親の都合で就寝時刻が遅くなるのだ。夜中のコンビニ、テレビ、ゲーム、SNSと大人にも誘惑が多い。
◆ちなみに5歳児までに、約11時間の睡眠を確保するには、お昼寝を1時間としても10時間必要となる。6時に起床と考えると20時には就寝ということになるが、実は、この10時間はお昼寝のない9歳(小3年)と同じである。
◆小三児童が親子同衾で20時就寝できるだろうか。それは、難しい。大人は10時間も睡眠時間をとる必要はないからである。中には子どもに合わせて、子どもと一緒に20時前就寝で3時ごろ起床という母親もある。それにしても家庭に仕事をもってくる共働き家庭には厳しいところでもある。
◆そこで、親と子は別の部屋で寝ることを柳沢正史さんは勧めている。欧米ではもちろん0歳児の頃から別々の部屋で眠るように躾ける習慣があると紹介し、子どもたちだけで眠るようになれば、子ども本来の生活リズムと睡眠をとることができるという。
◆さらに問題なのは子どもたちが、やれスイミングクラブ、サッカー、野球、あるいは塾や習い事通いだ。実際小学生でもスイミングクラブの英才選手コースなどは、中高生との朝練習も実施されている。当然日中は保健室で熟睡ということになる。そして、放課後またプールで練習となる。
◆柳沢正史さんが強調する問題点は、こうしたクラブや塾と学校との二重生活から「昼間眠いのは当たり前というすりこみ」が生まれ、この刷り込みが大人になっても続くというのだ。日本では、睡眠不足症候群のまま会社に入り「睡眠不足」のまま仕事をする。それが当たり前の、常に「睡眠不足」なのだ。ちなみに、徹夜した人の脳のパフォーマンスは、アルコール血中濃度0.1%にもなるという。これは、ほろ酔いを超して酩酊寸前の数値だとか。
◆その証拠に「睡眠不足」と国GDPの因果関係は歴然としていた。欧米で睡眠が多い国ほどGDPが高いのだ。さらに、パワハラ、モラハラ様々のハラスメントが混在する職場の人間模様も実は「睡眠不足」が根っこにありそうだと柳沢正史さんは警鐘をならしている。
◆ベストなパフォーマンスでは仕事していないことに慣れているというのは、よく考えればこれは相当「変むである。常に能力100%仕事するのが当然であって、手抜きがあってはおかしいのである。ドジャーズの大谷選手は試合でのベストなパフォーマンスを目指し調整しているではないか。
◆今日の結論。本当に子どもがかわいいのなら「親子同衾」よりも「子どもだけで9時には就寝する習慣づくり」の選択だ。さて、次は子どもだけではなく高齢者の睡眠についてだ。「寿命」と「認知症」と「睡眠」とに因果関係示すデータがあるそうだ。 続く
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▶️子どもの睡眠時間確保のためにやめること「親子同衾」
◆さて、子どもには一体どれくらい睡眠が必要なのであろうか。
◆例えば、柳沢正史さんは必要な睡眠時間(アメリカの小児科学データ)を次のように示している。
○5歳まで 約11時間
○9歳 約10時間
○11歳 約 9時間30分
○高校生 約 8時間30分
◆この時間が海馬の成長に望ましい長さの基準してみると、明らかに日本の子どもの睡眠時間は短い。寝不足なのだ。
◆さて、なぜ日本の子どもは寝不足なのだろうか。
◆一つの理由は「親子同衾」にあると柳沢正史さんはいう。つまり、親子が一緒に寝るということだ。その親子同衾ではどうしても親の生活リズムに子どもを合わせてしまう。親と一緒に眠るつまり、親の都合で就寝時刻が遅くなるのだ。夜中のコンビニ、テレビ、ゲーム、SNSと大人にも誘惑が多い。
◆ちなみに5歳児までに、約11時間の睡眠を確保するには、お昼寝を1時間としても10時間必要となる。6時に起床と考えると20時には就寝ということになるが、実は、この10時間はお昼寝のない9歳(小3年)と同じである。
◆小三児童が親子同衾で20時就寝できるだろうか。それは、難しい。大人は10時間も睡眠時間をとる必要はないからである。中には子どもに合わせて、子どもと一緒に20時前就寝で3時ごろ起床という母親もある。それにしても家庭に仕事をもってくる共働き家庭には厳しいところでもある。
◆そこで、親と子は別の部屋で寝ることを柳沢正史さんは勧めている。欧米ではもちろん0歳児の頃から別々の部屋で眠るように躾ける習慣があると紹介し、子どもたちだけで眠るようになれば、子ども本来の生活リズムと睡眠をとることができるという。
◆さらに問題なのは子どもたちが、やれスイミングクラブ、サッカー、野球、あるいは塾や習い事通いだ。実際小学生でもスイミングクラブの英才選手コースなどは、中高生との朝練習も実施されている。当然日中は保健室で熟睡ということになる。そして、放課後またプールで練習となる。
◆柳沢正史さんが強調する問題点は、こうしたクラブや塾と学校との二重生活から「昼間眠いのは当たり前というすりこみ」が生まれ、この刷り込みが大人になっても続くというのだ。日本では、睡眠不足症候群のまま会社に入り「睡眠不足」のまま仕事をする。それが当たり前の、常に「睡眠不足」なのだ。ちなみに、徹夜した人の脳のパフォーマンスは、アルコール血中濃度0.1%にもなるという。これは、ほろ酔いを超して酩酊寸前の数値だとか。
◆その証拠に「睡眠不足」と国GDPの因果関係は歴然としていた。欧米で睡眠が多い国ほどGDPが高いのだ。さらに、パワハラ、モラハラ様々のハラスメントが混在する職場の人間模様も実は「睡眠不足」が根っこにありそうだと柳沢正史さんは警鐘をならしている。
◆ベストなパフォーマンスでは仕事していないことに慣れているというのは、よく考えればこれは相当「変むである。常に能力100%仕事するのが当然であって、手抜きがあってはおかしいのである。ドジャーズの大谷選手は試合でのベストなパフォーマンスを目指し調整しているではないか。
◆今日の結論。本当に子どもがかわいいのなら「親子同衾」よりも「子どもだけで9時には就寝する習慣づくり」の選択だ。さて、次は子どもだけではなく高齢者の睡眠についてだ。「寿命」と「認知症」と「睡眠」とに因果関係示すデータがあるそうだ。 続く
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#10時間睡眠
すてき
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