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耕田院の日常(361回目)山形県羽前大山駅

ヤンキーズ・ドットソンの法則

投稿日:2024年01月25日(木)
輪橋山徒然話  2023-1-25. ヤンキーズ・ドットソンの法則

◆今朝は自分自分のストレスレベルを上げることで、「ストレス」を「マイナス」ではなく「プラス」に変え、幾つになってもストレスに負けない「心(脳)」の作り方を中野信子さんの「科学がつきとめた運のいい人」(サンマーク書房)を参考に考えてみたい。

◆中野信子さんは「あえて困難に立ち向かう」これも大切だという。それが、「負のストレス」を「正=プラスのストレス」に変換させるという。そもそも正のストレスなどあるのだろうか。中野信子さんはエジソンやアインシュタインを例にあげている。その理由は、彼らは逆境をバネにして、芽がでたのだという。

◆その理由は、人間の脳に秘密がある。人間の脳は、一定のストレスがかかったときに活発に活動する性質があるのだという。それは、ヤンキーズ・ドットソンの法則として証明されているそうだ。

◆ヤンキーズ・ドットソンの法則とは、適度にストレスのあるときに学習効果はピークになる。しかし、そのストレスが低く過ぎても、高すぎてもだめなのだ。つまり、人間は平穏無事、安心、安全な状況にいるときよりも、適度なストレスがかかっているときのほうが力を発揮できるという法則なのだ。つまり、自分にとって適度なストレスを知れば、脳は最高のバフォーマンスを発揮させることができるということだ。

◆それでは、その適度なストレスを探り当てるにはどうすればいいだろう。

◆中野信子さんは次のような仕事習慣を提案している。それは、自分にとって「ちょっと困難だな」「でもがんばれば何とかなりそう」という「心持ち」を把握しておく事だ。一言で言うならば「ストレスレベル」を少しずつ上げていくトレーニングだ。

◆2時間がんばった次の日には、2時間5分。その次の日には2時間10分と。ただし、ここが限界だと思ったら、この2時間10分でしばらく頑張ってみる。そして、無理なくできるようになったら、ストレスレベルを5分上げてみる。この困難な状況が、脳の発達と思わぬ成果をもたらすのだ。

◆ちょっと待てよ。アラカンの我々はどうなるのだ。60になっても70になっても脳は発達するのかという大事な疑問が残る。以前は「成人になったら脳細胞は増えず、減る一方」といわれていたが、それは違うというのか。

◆中野信子さんは、脳の可塑性(かそ)と呼ばれるもがあり、いくつになっても新しい経験をし、新しい刺激を与える事で脳がどんどん変化するという。ということは、いくつになっても脳を育てていけるということだ。

◆ヤンキーズ・ドットソンの法則はアラカンの我々にも言えるということだ。こんなうれしいことはないではないか。

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耕田院(山形県)

すてき

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