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耕田院の日常(290回目)山形県羽前大山駅

70歳またまだ成長 もう遅いと年齢のせいにしない

投稿日:2023年06月12日(月)
四人の女性に学ぶ「人生百歳の生き方」貫くキャッチは「100歳人生・一生ってそういうことだったんだ…」輪橋山徒然話2023/5/28

◆昨日は「70歳のたしなみ」の坂東真理子さん。

◆この30年間の寿命の延びが急速すぎため、「常識と実感の乖離が生まれ、個人個人は皆超高齢化社会に戸惑っている」のが実態。たかが70歳にったくらいで自分はもう立派な高齢者、これ以上成長する可能性がないなどと思ったら大間違いだという。「人生百歳の生き方」の生き方、働き方、考え方を示したのが「70歳のたしなみ」なのだ。

◆この「70歳のたしなみ」を後押しする考え方が脳の科学者の黒川伊保子さんである。

◆まず、黒川伊保子さんは、「60歳のトリセツ」「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる」で脳生理学の「脳の賞味期限」28歳までで、30超えると脳の老化が始まるという従来の考え方に疑問を持ち、「本当の脳のピークは56歳から始まる」という。

(たぶん、脳の役割は覚えるだけでないでしょということか…。)

◆さて、「脳のピークは56歳」とはいったいいかなることであろうか。

人工知能のために脳を研究しているので、脳を装置として見立てている。脳は56歳で一応の完成を見せ、その後63歳までかけて成熟する。63歳からの7年間は ありとあらゆることに気づき、世の中を人生でいちばん楽しめる年代にあたる。

(それは、脳という装置を使いこなしていくということか。たとえば、運転免許をとり、車を上手に乗りこなすというような…)

◆黒川伊保子さんは、「ヒトの脳の一生は、7年ごとに段階を経ていく。子ども脳から14歳までにおとな脳へと成長。記憶力はここでピークに達し、その後落ちてはいく。記憶力は落ちていく一方でそれとは逆に、出力性能がどんどん伸びていきそれがピークに達するのが56歳。」だという。

◆この出力性能の最大こそ脳のピークと見るべきというのが黒川伊保子さんだ。それが 56歳から始まる28年間なのであるという。「84歳」までである。まさに60代の脳は出力性能の時代。経験を最大限に生かせる年齢というのである。

◆「群れない」「慣れない」「頼らない」が信条の画家堀文子さんの「84歳」でのインタビュー記事を見つけた。

皆さん年齢にこだわりすぎですね。84歳なのにお元気ですね?何か秘訣はなんて無礼だと思います。子供のときの続き。私にはそんな感じしかないですね。そして死ぬまで生きているわけですから、-略-

さまざまな自縛が解けて、若い頃よりずっと自由になってきています。その意味でますます本気になってきました。体が弱ってきた分、魂のようなものがストレートに現れてきたみたい。本質的なエネルギーが朽ちる直前に姿を現したがっているような気がします。今歳をとって実感しております。生き生きしてきたなあって。  サライ 2002 9月号より

◆堀文子さんが81歳でヒマラヤに登り、傑作「ブルーポピー(青い芥子)」を完成させた話は明日へ。

◆さて今朝は、瀬戸内寂聴さんは宇野千代(作家)さんとのエピソードを紹介して閉じる。

◆宇野千代さんは生前125歳まで生きるためにと一日1万歩歩き、毎朝の乾布摩擦をかかさなかった。寂聴さんがそれを問うと次のように答えられたそうだ。

「宇野先生。どうしてそんなに長生きに固執なさるんですか。」
そうしたらおっとりとした口調でおっしゃったものです。
「人間は早く死ぬから苦しいのです。それは不自然な死に方だからなの。長生きをすれば秋の樹の葉がはらはらと舞散るようにちっとも苦労なく自然死できるのよ。それに長生きすれば今よりもっといい小説が書けるかもしれないでしょ。」

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