耕田院の日常(280回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2023年06月01日(木)
もう一度「チーズはどこへ消えた?」(原題:Who Moved My Cheese?)を読もうではないか。
輪橋山徒然話 2023/5/18
◆GPT-4は人工知能の進化形だ。その能力はまさに指数関数的な発展だ。その存在は、もはや無視はできないし、口々に規制といってもそれは難しいことだろう。バンドラの箱が再びあけられたのだ。大きな社会秩序の変換点になるかもしれない。
◆問題なのは、いずれはそのような時代が来ることは、夢物語とみくびっていた我々一般人だけではなく、エリートと言われる人たちでも手が出せないほどの威力があるらしいことだ。変化は止められないのだ。
◆「チーズがなくなる」とは、例えば職業上のポジションがなくなること。銀行の支店も統合され、銀行が減れば、バンカーが余る。それは、失敗で地位を失うというよりも、必要なしという「変化」に飲み込まれるということなのだ。今我々の価値観や職業観、あるいは、学ぶことなどにも「変化」の時を迎えている。この変化にとのようにアプローチすべきであるだろう。
◆そんな時の人類にはよい寓話がある。「チーズはどこへ消えた?」(原題:Who Moved My Cheese?)スペンサー・ジョンソン作。彼は医学博士で心理学者だ。
◆そして、かの大谷選手の愛読書でもあるという。
◆さて、この本が世に出たのは1998年。この年はグーグルが設立され、日本は長野オリンピックの開催地だった。
◆それから10年後にスマホのアイフォーン2008年。そして、私のiPadは2011年秋から4台目だ。今では小学校1年から中学3年まで全児童生徒が持たされている。JAPAN AS NO1の時代からの転落の歴史も、変化も肌身をもって知っている。
◆初め「チーズはどこへ消えた?」を手に取ったのは2000年ごろだったと思う。還暦を過ぎた今、もう一度じっくり読みたいなと思った。
◆今読むべき理由は、「変化へのアプローチ」を考えたいと思ったからだ。
◆まず、「あらすじ」を思い出してみよう。
◆登場人物は、迷路の中に2匹のネズミと2人の小人。名前は性格を表していた。
◆ねずみ:単純な思考をする。本能というべきか。
スニッフ:名前の意味は「素早く動く」
スカリー:名前の意味は「嗅ぎつける」
◆小人:単純に対して複雑。理解しようとする→自分はどちらのタイプの人間だろう。
ヘム:名前の意味は「閉鎖的」将来は人の上に立つリーダーとなり、邸宅を構えること。
ホー:名前の意味は「口ごもる」将来は家庭をもち「安心」な生活を求める。
◆初めは、二匹と二人組は迷路を探しまわり、求めていたチーズを見つける。場所はチーズステーションCだ。彼らにとって「チーズ」とは、物質的に豊かになることだし、精神的に満ち足りることであったし、幸せな将来設計でもあった。
◆ねずみと小人は、毎日そこへ通って食べたが、違いがあった。
ネズミは「やがてなくなると覚悟」し、小人は「いつまでも自分たちのものだ」と安心していた。だから、小人たちはチーズの近くに引っ越し、働くこともなく、昼過ぎにチーズを食べに行くようになった。
◆ところが、大量にあったはずのチーズが消えてしまう。
◆ネズミはすぐに迷路に新しいチーズを探しに行った。しかし、小人は元に戻るはずだ、と同じ場所にとどまった。チーズステーションCをくまなく調べて原因を見つけようとしたが無駄だった。
◆チーズは枯渇し、小人のひどい目に遭わされたとしきりに喚き散らした。自分たち以外ののせいにし、小人はどうすればいいか決められなかった。
◆まもなく二人の小人に違いが生まれた。テーマである変化へのアプローチの違いだ。
◆ヘム(「閉鎖的」)はその場にとどまり続けた。その理由は「迷路に出ることの恐怖」。だから「またチーズが戻ってくる」と信じこもうとしていた。ホーはちがった。このままではいけないと迷路に進みだした。
◆そして気がついてゆくのだ。
今日はここまで。
◆瀬戸内寂聴さんは変化について次のようにいう。
私は五十一歳で出家しましたけれど、飽きっぽいんですね。同じ所や同じ状態で満足していればいいのに、そんなのは嫌なの。変化するほうがいい。違った場所に行くのが大好き。
◆やはり人生の達人だ。
◆いつもニコニコ。一筆啓上付箋写経。
ブログとHP↓
lit.link/oyama1049
輪橋山徒然話 2023/5/18
◆GPT-4は人工知能の進化形だ。その能力はまさに指数関数的な発展だ。その存在は、もはや無視はできないし、口々に規制といってもそれは難しいことだろう。バンドラの箱が再びあけられたのだ。大きな社会秩序の変換点になるかもしれない。
◆問題なのは、いずれはそのような時代が来ることは、夢物語とみくびっていた我々一般人だけではなく、エリートと言われる人たちでも手が出せないほどの威力があるらしいことだ。変化は止められないのだ。
◆「チーズがなくなる」とは、例えば職業上のポジションがなくなること。銀行の支店も統合され、銀行が減れば、バンカーが余る。それは、失敗で地位を失うというよりも、必要なしという「変化」に飲み込まれるということなのだ。今我々の価値観や職業観、あるいは、学ぶことなどにも「変化」の時を迎えている。この変化にとのようにアプローチすべきであるだろう。
◆そんな時の人類にはよい寓話がある。「チーズはどこへ消えた?」(原題:Who Moved My Cheese?)スペンサー・ジョンソン作。彼は医学博士で心理学者だ。
◆そして、かの大谷選手の愛読書でもあるという。
◆さて、この本が世に出たのは1998年。この年はグーグルが設立され、日本は長野オリンピックの開催地だった。
◆それから10年後にスマホのアイフォーン2008年。そして、私のiPadは2011年秋から4台目だ。今では小学校1年から中学3年まで全児童生徒が持たされている。JAPAN AS NO1の時代からの転落の歴史も、変化も肌身をもって知っている。
◆初め「チーズはどこへ消えた?」を手に取ったのは2000年ごろだったと思う。還暦を過ぎた今、もう一度じっくり読みたいなと思った。
◆今読むべき理由は、「変化へのアプローチ」を考えたいと思ったからだ。
◆まず、「あらすじ」を思い出してみよう。
◆登場人物は、迷路の中に2匹のネズミと2人の小人。名前は性格を表していた。
◆ねずみ:単純な思考をする。本能というべきか。
スニッフ:名前の意味は「素早く動く」
スカリー:名前の意味は「嗅ぎつける」
◆小人:単純に対して複雑。理解しようとする→自分はどちらのタイプの人間だろう。
ヘム:名前の意味は「閉鎖的」将来は人の上に立つリーダーとなり、邸宅を構えること。
ホー:名前の意味は「口ごもる」将来は家庭をもち「安心」な生活を求める。
◆初めは、二匹と二人組は迷路を探しまわり、求めていたチーズを見つける。場所はチーズステーションCだ。彼らにとって「チーズ」とは、物質的に豊かになることだし、精神的に満ち足りることであったし、幸せな将来設計でもあった。
◆ねずみと小人は、毎日そこへ通って食べたが、違いがあった。
ネズミは「やがてなくなると覚悟」し、小人は「いつまでも自分たちのものだ」と安心していた。だから、小人たちはチーズの近くに引っ越し、働くこともなく、昼過ぎにチーズを食べに行くようになった。
◆ところが、大量にあったはずのチーズが消えてしまう。
◆ネズミはすぐに迷路に新しいチーズを探しに行った。しかし、小人は元に戻るはずだ、と同じ場所にとどまった。チーズステーションCをくまなく調べて原因を見つけようとしたが無駄だった。
◆チーズは枯渇し、小人のひどい目に遭わされたとしきりに喚き散らした。自分たち以外ののせいにし、小人はどうすればいいか決められなかった。
◆まもなく二人の小人に違いが生まれた。テーマである変化へのアプローチの違いだ。
◆ヘム(「閉鎖的」)はその場にとどまり続けた。その理由は「迷路に出ることの恐怖」。だから「またチーズが戻ってくる」と信じこもうとしていた。ホーはちがった。このままではいけないと迷路に進みだした。
◆そして気がついてゆくのだ。
今日はここまで。
◆瀬戸内寂聴さんは変化について次のようにいう。
私は五十一歳で出家しましたけれど、飽きっぽいんですね。同じ所や同じ状態で満足していればいいのに、そんなのは嫌なの。変化するほうがいい。違った場所に行くのが大好き。
◆やはり人生の達人だ。
◆いつもニコニコ。一筆啓上付箋写経。
ブログとHP↓
lit.link/oyama1049
すてき
ホトカミ見ました! で広がるご縁
ホトカミを見てお参りされた際は、もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、情報を発信しようという気持ちになりますし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。