耕田院の日常(216回目)|山形県羽前大山駅
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投稿日:2023年03月13日(月)
今朝の輪橋山徒然話は、「ドナドナ」が始まるについて考える。
ある晴れた 昼さがり いちばへ 続く道
荷馬車が ゴトゴト 子牛を 乗せてゆく
かわいい子牛 売られて行くよ
悲しそうなひとみで 見ているよ
ドナ ドナ ドナ ドナ 子牛を 乗せて
ドナ ドナ ドナ ドナ 荷馬車が ゆれる
◆小学校3年生ごろに学校で教わった「ドナドナ」という歌がある。その時初めて悲しい歌がこの世の中にはあるのだと思った。
◆先生は、子どもが毎日世話をしていた子牛が、売られていくのだと話された。それを聞いて泣いている女の子がいた。不思議なもので、このような「涙」は結構伝染する。
◆さて、この曲は「イディッシュ語」の曲である。「イディッシュ語」はドイツや東欧諸国に住んでいたユダヤ系の人々言葉だ。ウクライナ生まれのユダヤ系アメリカ人ショロム・セクンダ作曲、ベラルーシ生まれのユダヤ系アメリカ人アーロン・ゼイトリン(英語版)原作詞である。訳詞はあの安井かずみさん。
◆歌が生まれたのはユダヤの人々が大迫害され、ホロコーストに送られた地だ。また、ウクライナもベラルーシという国もその地勢学な不運から、度々不幸な歴史をたどっている。現在もそれが続いている。
◆「ドナドナ」は、牛を追うときの掛け声を表し、「アドナイ」(我が主よ)の短縮形でもある「ダナ」からきているそうだ。悲しい響きだ。
◆今朝、家人は朝から憤っていた。次のニュースが報道されていたからだ。
北海道の酪農家では、牛乳などの原料となる生乳が余り、廃棄処分をせざるを得ない事態が起きた。そのため、国は1日から生乳の生産抑制のため、乳牛の殺処分に対し1頭あたり15万円の助成金を出すとした。
◆私も「お国は牛乳が余っているので乳牛を処分する」とも聞こえて耳を疑った。愕然とした。「ドナドナ」が始まる。
◆しかしながら、簡単に殺処分するとは…。なんの葛藤もきっとないのだろうか。
◆乳牛には名前がついているのだと聞いたことがある。名前を呼び、撫でてやり、餌を食べさせ、共に生きるのだと。それをしないで機械的に絞り出した牛乳では、やはり味も量も違うのだと。愛情がプラスされているのである。家族の一員なのである。その殺処分代が15万円とは。
◆牛乳の新たな使い道を考えることについて「そんなことしても無駄でしょう」「意味のない努力はしたくない」という「効率重視の人間像」が見え隠れするお国考えが透けて見える。とても、品格のある、成熟した国の政(まつりごと)には残念ながら思えない。まず、お国の政は国民の手本でなければならないと思うのだが。
◆さて、瀬戸内寂聴さんは、因果応報をこう説明する。
私たちの生きているこの世で起きることにはすべて原因がある、これが「因」です。
起こった結果が「果」です。因果応報というように、必ず結果は来るのです。
◆「卵」は急に値上がりした。家人の友だちは、日曜日、安い卵(以前の値段)の卵を並んで買ったという。この不足は、鳥インフルという「毒」をニワトリが手に入れた結果だと思えば納得できる。
それでも今日もオンニコニコで
ある晴れた 昼さがり いちばへ 続く道
荷馬車が ゴトゴト 子牛を 乗せてゆく
かわいい子牛 売られて行くよ
悲しそうなひとみで 見ているよ
ドナ ドナ ドナ ドナ 子牛を 乗せて
ドナ ドナ ドナ ドナ 荷馬車が ゆれる
◆小学校3年生ごろに学校で教わった「ドナドナ」という歌がある。その時初めて悲しい歌がこの世の中にはあるのだと思った。
◆先生は、子どもが毎日世話をしていた子牛が、売られていくのだと話された。それを聞いて泣いている女の子がいた。不思議なもので、このような「涙」は結構伝染する。
◆さて、この曲は「イディッシュ語」の曲である。「イディッシュ語」はドイツや東欧諸国に住んでいたユダヤ系の人々言葉だ。ウクライナ生まれのユダヤ系アメリカ人ショロム・セクンダ作曲、ベラルーシ生まれのユダヤ系アメリカ人アーロン・ゼイトリン(英語版)原作詞である。訳詞はあの安井かずみさん。
◆歌が生まれたのはユダヤの人々が大迫害され、ホロコーストに送られた地だ。また、ウクライナもベラルーシという国もその地勢学な不運から、度々不幸な歴史をたどっている。現在もそれが続いている。
◆「ドナドナ」は、牛を追うときの掛け声を表し、「アドナイ」(我が主よ)の短縮形でもある「ダナ」からきているそうだ。悲しい響きだ。
◆今朝、家人は朝から憤っていた。次のニュースが報道されていたからだ。
北海道の酪農家では、牛乳などの原料となる生乳が余り、廃棄処分をせざるを得ない事態が起きた。そのため、国は1日から生乳の生産抑制のため、乳牛の殺処分に対し1頭あたり15万円の助成金を出すとした。
◆私も「お国は牛乳が余っているので乳牛を処分する」とも聞こえて耳を疑った。愕然とした。「ドナドナ」が始まる。
◆しかしながら、簡単に殺処分するとは…。なんの葛藤もきっとないのだろうか。
◆乳牛には名前がついているのだと聞いたことがある。名前を呼び、撫でてやり、餌を食べさせ、共に生きるのだと。それをしないで機械的に絞り出した牛乳では、やはり味も量も違うのだと。愛情がプラスされているのである。家族の一員なのである。その殺処分代が15万円とは。
◆牛乳の新たな使い道を考えることについて「そんなことしても無駄でしょう」「意味のない努力はしたくない」という「効率重視の人間像」が見え隠れするお国考えが透けて見える。とても、品格のある、成熟した国の政(まつりごと)には残念ながら思えない。まず、お国の政は国民の手本でなければならないと思うのだが。
◆さて、瀬戸内寂聴さんは、因果応報をこう説明する。
私たちの生きているこの世で起きることにはすべて原因がある、これが「因」です。
起こった結果が「果」です。因果応報というように、必ず結果は来るのです。
◆「卵」は急に値上がりした。家人の友だちは、日曜日、安い卵(以前の値段)の卵を並んで買ったという。この不足は、鳥インフルという「毒」をニワトリが手に入れた結果だと思えば納得できる。
それでも今日もオンニコニコで
すてき
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住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、情報を発信しようという気持ちになりますし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。