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耕田院の日常(144回目)山形県羽前大山駅

因果応報とドラえもん

投稿日:2022年12月25日(日)
因果応報とドラえもんの「よい子バンド」の話。

◆ドラえもん14に「よい子バンド」という話がある。

◆お話の概要は次の通りだ。

◆偉人の伝記を読んだのび太は、世のため人のためになる立派な人になろうと決心する。が、全て裏目に出てしまう。

◆のび太は「ならば悪い奴になってやる」と…。

◆見かねたドラえもんの出した道具は「よい子バンド」だ。「よい子バンド」は、頭に巻いた人が悪いことをすると、「結果的には」善いことをしたことになるというものだ。「してはいけない悪いこと」をしても、「よいことをしたこと」になるヘアバンドなのだ。

◆たとえば、こんなふうだ。
「よい子バンド」をしたのび太がジャイアンを蹴っ飛ばす。しかし、頭上に落下してきた鉄骨からジャイアンの身を守る「結果」になる。しずかちゃんのスカートをめくると、スカートの中に入り込んでいた蜂を追い払う「結果」になる。

◆つまり、のび太の行為が「よいこと」になるように、「よい子バンド」が「結果」を操作するのだ。これで、全て治るかというとそうではないのだ。

◆なぜならば、のび太は、ジャイアンの代わりに鉄骨に当たり、しずかちゃんの代わりに蜂にさされる。つまり、「蹴っ飛ばす」「スカートをめくる」報いを、のび太はしっかりと受けることになるのだ。

◆「因果応報」という教えがある。人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということだ。のび太は、「悪い行い」をして「悪い報い」を受けている。

◆お釈迦さまの、「善い行い」は「善い結果(幸せな運命)」を生み出し、「悪い行い」は「悪い結果(不幸や災難)」を引き起こす「善因善果、悪因悪果」の通りなのだ。

◆いくら「よい子バンド」をして、悪い行為を隠そうとしても、「悪い行い」から「善い運命」が現れることはない。たとえ、「正直者がバカを見る」と思えることでも、長期的に見れば、すべて「善因善果」「悪因悪果」に導かれるのだ。ただ相手の側からみれば、「よい人」なのだ。

◆「よい子バンド」は、「ならば悪い奴になってやるが悪い報い」を招くことを教え、悪の心を封じ込めた。そして、のび太は、身をもって「因果応報」の道理を知ったのだ。

◆さすがドラえもん。侮れない。
耕田院(山形県)

すてき

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