耕田院の日常(137回目)|山形県羽前大山駅
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投稿日:2022年12月17日(土)
◆今年の漢字「戦」を名前に持つ人がいた。私の曽祖母である。但し、「せん」とか「いくさ」などとは読まない。
◆「いいじいちじ」と読む12月12日は「漢字の日」だ。先日、2022年の世相を一字で表す「今年の漢字」が「戦」に決まった。応募総数約22万票のうち、「戦」が1万804票を集めたそうだ。ウクライナ侵攻や北朝鮮の相次ぐミサイル発射、円安・物価高など生活の中での「戦い」などが反映しているのだろうか。
◆昭和47年に亡くなった私の曾祖母「戦」は、その頃では長生きの77歳だった。ということは、1895年の生まれである。
◆1895年といえば日清戦争の下関講和条約の年である。また、1904年に日露戦争が始まっているので、明治、大正、昭和の高度成長期までの人生の中で、3つの大きな戦争を経験していることになる。
◆曾祖母の名前は「戦」と書いて「そよぐ」と読む。そよぐのは風であろうか。それは「いくさ」の前に、戦場に吹く風なのか、戦いが終わった後に、何事の無かったように吹く風なのか。今となっては不明である。
◆この曾祖母で思い出すのは「おまじない」だ。今にして思えば、そのおまじないは怒り・癇癪を戒める方法だ。
◆あっちで癇癪を起こし、こっちで癇癪を起こしていては一歩も前に進まない。怒りを心に溜めておいてもだめである。人の堪忍袋は思っているよりも小さいものなのだ。「怒り」を上手に「受け流してやる」ことが大切だ。
◆その方法の一つが「曽祖母のおまじない」だ。曽祖母は、このおまじないはよく効くといっていた。「羯諦(ぎゃてい) 羯諦(ぎゃてい) 波羅羯諦(はらぎゃてい) 波羅僧羯諦(はらそうぎゃてい)菩提薩婆訶(ぼじそわか) 般若心経」と何かの拍子に曽祖母は呪文のように唱えていた。今になって思えば、般若心経の終わりの真言だ。
◆この真言の意味は、「智慧よ、智慧よ、完全なる智慧よ、完成された完全なる智慧よ、悟りよ、幸あれ」である。
◆「戦(そよぐ)」という名の曽祖母が嫌ったのは「戦(あらそい)」を生みだす、怒り、争い、悪口だ。もし悪口を言いそうになったら「羯諦 羯諦」。つまり、自分のザワザワに「羯諦 羯諦」だ。もちろん言ってしまったなら同じく「羯諦 羯諦」だ。「戦(あらそい)」を生みだす悪いことば、悪い思いは自分の心に残してはならないと懸命に、祓い、受け流していたのだ。
◆心がザワザワ落ち着かず不吉な時、また、誰かが暗鬼になっている時、理由がわからず何故か不安な時、唱えていると心が不思議と落ち着つく。オンニコニコに加えて、もう一つおすすめの「おまじない」だ。
◆曽祖母は明治28年未(ひつじ)生まれで、お寺の大日様を信仰していた。その縁で孫の母が寺に嫁いだのかもしれない。
◆今朝も最後まで読んでいただいてありがとうございます。あなたの朝のこころにアプローチ。「ああなあさここ」でした。
◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。
◆「いいじいちじ」と読む12月12日は「漢字の日」だ。先日、2022年の世相を一字で表す「今年の漢字」が「戦」に決まった。応募総数約22万票のうち、「戦」が1万804票を集めたそうだ。ウクライナ侵攻や北朝鮮の相次ぐミサイル発射、円安・物価高など生活の中での「戦い」などが反映しているのだろうか。
◆昭和47年に亡くなった私の曾祖母「戦」は、その頃では長生きの77歳だった。ということは、1895年の生まれである。
◆1895年といえば日清戦争の下関講和条約の年である。また、1904年に日露戦争が始まっているので、明治、大正、昭和の高度成長期までの人生の中で、3つの大きな戦争を経験していることになる。
◆曾祖母の名前は「戦」と書いて「そよぐ」と読む。そよぐのは風であろうか。それは「いくさ」の前に、戦場に吹く風なのか、戦いが終わった後に、何事の無かったように吹く風なのか。今となっては不明である。
◆この曾祖母で思い出すのは「おまじない」だ。今にして思えば、そのおまじないは怒り・癇癪を戒める方法だ。
◆あっちで癇癪を起こし、こっちで癇癪を起こしていては一歩も前に進まない。怒りを心に溜めておいてもだめである。人の堪忍袋は思っているよりも小さいものなのだ。「怒り」を上手に「受け流してやる」ことが大切だ。
◆その方法の一つが「曽祖母のおまじない」だ。曽祖母は、このおまじないはよく効くといっていた。「羯諦(ぎゃてい) 羯諦(ぎゃてい) 波羅羯諦(はらぎゃてい) 波羅僧羯諦(はらそうぎゃてい)菩提薩婆訶(ぼじそわか) 般若心経」と何かの拍子に曽祖母は呪文のように唱えていた。今になって思えば、般若心経の終わりの真言だ。
◆この真言の意味は、「智慧よ、智慧よ、完全なる智慧よ、完成された完全なる智慧よ、悟りよ、幸あれ」である。
◆「戦(そよぐ)」という名の曽祖母が嫌ったのは「戦(あらそい)」を生みだす、怒り、争い、悪口だ。もし悪口を言いそうになったら「羯諦 羯諦」。つまり、自分のザワザワに「羯諦 羯諦」だ。もちろん言ってしまったなら同じく「羯諦 羯諦」だ。「戦(あらそい)」を生みだす悪いことば、悪い思いは自分の心に残してはならないと懸命に、祓い、受け流していたのだ。
◆心がザワザワ落ち着かず不吉な時、また、誰かが暗鬼になっている時、理由がわからず何故か不安な時、唱えていると心が不思議と落ち着つく。オンニコニコに加えて、もう一つおすすめの「おまじない」だ。
◆曽祖母は明治28年未(ひつじ)生まれで、お寺の大日様を信仰していた。その縁で孫の母が寺に嫁いだのかもしれない。
◆今朝も最後まで読んでいただいてありがとうございます。あなたの朝のこころにアプローチ。「ああなあさここ」でした。
◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。
すてき
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