耕田院の日常(128回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2022年12月07日(水)
◆ワールドカップのスペイン戦でも大注目の「Z世代」だ。彼らは、もう一つ注目されている。それは、世界をアップデートする「ビジョンハッカー」の中心としてだ。
◆かのビル・ゲイズが支援を惜しまないビジョンハッカーとは、「目の前の課題解決に取り組む」だけにとどまらず、課題を生み出すシステムや背景にも注目し、これまでにないやり方で世界のアップデートに挑む人々をさす。
◆世界をアップデートするとは、「世界」をよい方向に改善しているという意味であろうか。そのキーワードは「利益追求より社会貢献」と「デジタルネイティブ」だ。
◆「利益追求より社会貢献」とは、そう「利他の実践」。「菩薩行」そのものなのだ。
◆この世代の特徴は、3つある。1つ目は、教育方針・方向性が転換している。「みんな違って みんないい」の多様な考え方が当たり前、だから他人の価値観を尊重きる世代ということだ。2つ目は、一瞬で全てが変わるあの東日本大震災の不安な社会情勢を経験していることだと思う。そして3つ目は、「生まれた時からのデジタル社会」。つまり、デジタルネイティブということだ。
◆まず、目をひいた「ビジョンハッカー」は、以前postした「食用コオロギ・エコロギー」関連だ。この事業を海外で展開するのは、葦苅 晟矢(あしかり せいや)さんと池田 健介(いけだ けんすけ)さんだ。彼らは、食用コオロギの生産・加工・販売を、「低栄養妊婦の栄養改善プロジェクト」を切り口にして、世界の食糧・資源・貧困・健康など、様々な社会課題解決に挑んでいる。
◆葦苅さんは、早稲田大学時代に所属していた模擬国連のサークルで、世界の食糧や資源に関する社会課題を知ったことがきっかけで、循環的・分散的に生産できる食糧資源について研究始め、昆虫食にたどり着いたそうだ。以前にPOSTしたように、「コオロギ」の栄養価はとても高く、良質な動物性タンパク質、ミネラルやビタミンを多く含み、雑食性であるため、農作物の残渣(ざんさ)を餌に育てることができる。雑食性であることで資源を循環させながら生産することができるところが魅力だという。
◆また、カンボジアは、昆虫食が一般的で、コオロギを日常的に食べ、現地の人にとって身近な食材だ。もともとカンボジアに連携パートナーがいた縁もあり、2019年頃からカンボジアを拠点に生産・加工・販売を進めているのだそうだ。
◆この取り組みのどこが「利他の精神」「菩薩行」なのかとは、次の質問への答えで明確だ。
◆「低栄養妊婦」を対象にしていますね。「妊婦」に注目したのはどんな経緯でしょうか?
これに対して、池田さんが答えている。「どんな人にコオロギを届けたら喜ばれるか」ずっと考えていて、カンボジアの妊婦さんの半分以上が貧血状態であること、タンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養不足が大きな課題であり、さらにカンボジアの妊婦さんの死亡率、5歳未満の死亡者数、低体重児の割合はいずれも高い状況であることも知り、このプロジェクトを立ち上げたというのだ。
参考・引用; ~ビジョンハッカーの挑戦(5)エコロギー葦苅さん・池田さん~ | DRIVE - ツクルゼ、ミライ!行動系ウェブマガジン https://drive.media/posts/30693
◆活動する価値は、自分がよければよいのではない。それよりも、その事業をすることで社会のどこに「貢献」(池田さんは喜んでもらえるか)を先に考える。彼らは「エコロギー」と「低栄養妊婦」結びつけたのだ。「エコロギー」が伸びれば、「低栄養妊婦」が助けられていくのだ。正しい選択であると思う。なぜなら、これまでも、利益追求のみ企業はやがて淘汰され、退場している現実もずいぶんあったではないか。
◆2025年までに、カンボジアの妊婦さんの30パーセントにあたる約11万人に1個10円程度で安価に販売できる仕組みを計画しているそうだ。
◆素直に応援したいと思う「Z世代」の利他の実践だ。利他の精神とは、平たく言うと「自分をよくし」、「まわりをよくする」ことだ。その実践が「Z世代」が中心に始まっている。X世代の私もまだまだがんばらねばと思う。
◆かのビル・ゲイズが支援を惜しまないビジョンハッカーとは、「目の前の課題解決に取り組む」だけにとどまらず、課題を生み出すシステムや背景にも注目し、これまでにないやり方で世界のアップデートに挑む人々をさす。
◆世界をアップデートするとは、「世界」をよい方向に改善しているという意味であろうか。そのキーワードは「利益追求より社会貢献」と「デジタルネイティブ」だ。
◆「利益追求より社会貢献」とは、そう「利他の実践」。「菩薩行」そのものなのだ。
◆この世代の特徴は、3つある。1つ目は、教育方針・方向性が転換している。「みんな違って みんないい」の多様な考え方が当たり前、だから他人の価値観を尊重きる世代ということだ。2つ目は、一瞬で全てが変わるあの東日本大震災の不安な社会情勢を経験していることだと思う。そして3つ目は、「生まれた時からのデジタル社会」。つまり、デジタルネイティブということだ。
◆まず、目をひいた「ビジョンハッカー」は、以前postした「食用コオロギ・エコロギー」関連だ。この事業を海外で展開するのは、葦苅 晟矢(あしかり せいや)さんと池田 健介(いけだ けんすけ)さんだ。彼らは、食用コオロギの生産・加工・販売を、「低栄養妊婦の栄養改善プロジェクト」を切り口にして、世界の食糧・資源・貧困・健康など、様々な社会課題解決に挑んでいる。
◆葦苅さんは、早稲田大学時代に所属していた模擬国連のサークルで、世界の食糧や資源に関する社会課題を知ったことがきっかけで、循環的・分散的に生産できる食糧資源について研究始め、昆虫食にたどり着いたそうだ。以前にPOSTしたように、「コオロギ」の栄養価はとても高く、良質な動物性タンパク質、ミネラルやビタミンを多く含み、雑食性であるため、農作物の残渣(ざんさ)を餌に育てることができる。雑食性であることで資源を循環させながら生産することができるところが魅力だという。
◆また、カンボジアは、昆虫食が一般的で、コオロギを日常的に食べ、現地の人にとって身近な食材だ。もともとカンボジアに連携パートナーがいた縁もあり、2019年頃からカンボジアを拠点に生産・加工・販売を進めているのだそうだ。
◆この取り組みのどこが「利他の精神」「菩薩行」なのかとは、次の質問への答えで明確だ。
◆「低栄養妊婦」を対象にしていますね。「妊婦」に注目したのはどんな経緯でしょうか?
これに対して、池田さんが答えている。「どんな人にコオロギを届けたら喜ばれるか」ずっと考えていて、カンボジアの妊婦さんの半分以上が貧血状態であること、タンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養不足が大きな課題であり、さらにカンボジアの妊婦さんの死亡率、5歳未満の死亡者数、低体重児の割合はいずれも高い状況であることも知り、このプロジェクトを立ち上げたというのだ。
参考・引用; ~ビジョンハッカーの挑戦(5)エコロギー葦苅さん・池田さん~ | DRIVE - ツクルゼ、ミライ!行動系ウェブマガジン https://drive.media/posts/30693
◆活動する価値は、自分がよければよいのではない。それよりも、その事業をすることで社会のどこに「貢献」(池田さんは喜んでもらえるか)を先に考える。彼らは「エコロギー」と「低栄養妊婦」結びつけたのだ。「エコロギー」が伸びれば、「低栄養妊婦」が助けられていくのだ。正しい選択であると思う。なぜなら、これまでも、利益追求のみ企業はやがて淘汰され、退場している現実もずいぶんあったではないか。
◆2025年までに、カンボジアの妊婦さんの30パーセントにあたる約11万人に1個10円程度で安価に販売できる仕組みを計画しているそうだ。
◆素直に応援したいと思う「Z世代」の利他の実践だ。利他の精神とは、平たく言うと「自分をよくし」、「まわりをよくする」ことだ。その実践が「Z世代」が中心に始まっている。X世代の私もまだまだがんばらねばと思う。
すてき
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