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耕田院の日常(105回目)山形県羽前大山駅

「夫源病」

投稿日:2022年11月13日(日)
2018/8/13の産経新聞の記事だ。

「風呂、お茶、飯」。退職後、一日中自宅にいるにも関わらず、会社員時代と変わらぬ亭主関白ぶりで指図する夫の態度などが原因で、妻が体調を崩す「夫源病(ふげんびょう)」が増えている。なかには別居や離婚に至るケースも。専門家は、退職後の夫と妻が、自宅で四六時中お互いに顔をつきあわせる苦痛を想定できなかったことが原因だと指摘している。

◆「どきり」とする。

◆病状は、頭痛・めまい・吐き気・動悸・耳鳴り・胃痛・不眠。重度のうつ病などに進行する恐れもあるそうだ。

◆原因は、夫の言動によるストレスだ。妻は溜まったストレスにより心身に生じる様々な不定愁訴を主訴とする疾病概念で、実は、医学的な病名では無いそうだ。

◆この「夫源病」の命名者である大阪樟蔭女子大学教授 石蔵文信先生は次のようなチェックシートを公表していた。

①人前では愛想がいいが、家では不機嫌
②上から目線で話をする
③家事に手は出さない(手伝わない)が口は出す
④妻や子どもを養ってきたという自負が強い
⑤「ありがとう」「ごめんなさい」のセリフはほとんどない
⑥妻の予定や行動をよくチェックする
⑦仕事関係以外の交友や趣味が少ない
⑧妻が1人で外出するのを嫌がる
⑨家事の手伝いや子育てを自慢する自称「いい夫」
⑩車のハンドルを握ると性格が一変する
結果はどうだろう。
5~7個:夫源病予備軍
8個以上:明らかに夫源病
夫の存在そのものがストレスとなり、すでに心身に不調が現れているかも。早急な対策が必要とのことだ。

◆またまた「どきり」とする。

◆「いったいなんだ。この不源病」とは。と思っていた矢先に、郷ひろみさん主演「夫源病」を扱ったドラマ(NHK)が再放送されていた。

◆「ヒロミ・ゴウ」は定年を迎えたダメオヤジ常雄役。昭和世代の代表で「子供は3歳までは母親が育てるべきだ」そんな考え方の持ち主。だが定年後ふと気づくと、妻(伊藤蘭)は「夫源病」。常雄からいつも、3メートルは距離をとる。話す時は窓をあける。目を合わせることはない。そんな母親の気持ちを知っている娘(成海璃子)には「古くさい!キモ!」と言われ散々だ。(「これが不源病なのか」まるで小学校のタチの悪いイジメのようだ)

◆そんな折、別居している長男の子ども、孫二人の保育園の送迎をすることになる。ここから「定年オヤジ改造計画」がスタートするのだ。

◆男は会社に行き、妻は家を守り、子育てをするといった考えは令和のこの世に存在しないのだ。東北の実家に行き「死んだ母さんは菩薩のような人だった」「母性の塊」と言う常雄に、兄弟たちが「そんなことはない」と「姑・小姑」の間で苦労し、自分達には、その分厳しかったと事実を伝える場面が印象的だ。まだ、私の視聴はまだ途中だが、どうも「ヒロミ・ゴウ」が鍋の蓋をとって「あっちちち!!!」と叫ぶ場面もあるらしい。

◆「定年オヤジ改造計画」は、あくまで定年オヤジの「自己」改造計画である。皆に認められる新しい令和の時代の「オヤジ」像をつくるチャレンジなのだ。ウカウカしていられない。

◆さてNHKオンデマンドという便利なシステムがあって、見逃し配信で見ることができた。なんでも1週間は無料で視聴できるそうだ。まだ間に合う。

▶︎深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。

◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。

▶︎「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。
耕田院(山形県)

すてき

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