耕田院の日常(57回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2022年09月27日(火)
◆やっぱり「秋田 真冬の自動販売機の前で」だった。「ドキュメント72時間」(NHK)の歴代BEST1だ。
◆「てんぷらうどん」の自動販売機。カップラーメンではなく、既に調理された「うどん」が温められてでてくる仕組みだ。デジタルではなく、アナログの販売機だ。私が中学生の時には、学校の近くの「食堂の前」に設置されていたと思う。当時は、高校も併設されており、大繁盛。校則違反の小さなうどんの自動販売機は、中坊の憧れの的だった。
◆番組のうどん自販機は、ほぼ50年後の令和の時代、番組放送時は、秋田港で現役だった。(現在は休止)そこでは、ふきさらしの外で食べる。それでも雪の中、吹雪でも訪れる人が何人もいた。お年寄りもいれば若者もいる。そして、うどん自販機と思い出、人生をちょっと語る。この自販機は現在撤去されているそうだが、休止が決まると何としても食べたいと全国からファンがが駆けつけたという。
◆どの回もカメラを回すのは昼の12時から。丸3日間カメラを据え72時間の物語を紡ぐというのが番組のスタイルだ。「店」とか「イベント」を起点に、行き交う人にマイクを向ける。そこで声を拾い、つなぐ。すると、いくつもの人生がキラキラひかりだす。それが感動と共感を呼ぶ・今年でレギュラー放送10年目を迎えたそうだ。
◆ 番組制作で守ることは 「72時間で撮影終了」「時系列で編集する」「偶然の出会いで勝負」の三つのルールを厳守することだ。ディレクターとカメラマン、音声担当の三人がチームを組み二チーム交代で取材を進める。大事にしているのは、「取材者の驚きや気づき感動を大事にし。視聴者にそれを追体験してもらえるよう心がけること」だ。
◆視聴者は「会話」から引き出される、その人、その人の人生に共感するのだ。「やらせ」では視聴者の眼はごまかせない。
◆「その場所に」誰が、いつ、訪れるのか全くわからない。しかも、こちら側から聞き出そう、引き出そうとしても上手くはいかないのだそうだ。会話に「丁寧にあいづち」をうち、共感する。そして、「その人が語る」一瞬に集中する。限られた場所、限られた時間でのまさに真剣勝負だ。
◆ベスト10以外で、印象的なのは、2020年1月17日「青森・下北半島 “ワケあり”横丁」2020年3月6日放送「小さな屋台カフェ 千夜一夜物語」。
◆二本とも雨や雪や冷たい風がバックにあったと思う。「寒いねぇ、あんた、東京からきたのかい、そうかい、ごくろうださまだねぇ」とそこに住む人が歩み寄ってくる。つまり、人が作り上げた人工のシュチュエーションだけではなく、自然の厳しさや暖かさ、ハプニング、その土地の風土とそこに暮らす人と番組制作者が一体となったとき、「一期一会」の奇跡の出会いが記録されるのだ。
◆「一期一会」とは、一生に一度限りの機会・出会いということである。「ドキュメント72時間」は、たとえば、「“ワケあり”横丁」「小さな屋台カフェ」を触媒にして、その時、その場所を行き交う人との「一期一会」の出会いの物語なのだ。
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老を迎ふる者は、日々旅にして、旅をすみかとす。
そうか、「ドキュメント72時間」とは現代版の「奥の細道」なのだと思った。
◆「てんぷらうどん」の自動販売機。カップラーメンではなく、既に調理された「うどん」が温められてでてくる仕組みだ。デジタルではなく、アナログの販売機だ。私が中学生の時には、学校の近くの「食堂の前」に設置されていたと思う。当時は、高校も併設されており、大繁盛。校則違反の小さなうどんの自動販売機は、中坊の憧れの的だった。
◆番組のうどん自販機は、ほぼ50年後の令和の時代、番組放送時は、秋田港で現役だった。(現在は休止)そこでは、ふきさらしの外で食べる。それでも雪の中、吹雪でも訪れる人が何人もいた。お年寄りもいれば若者もいる。そして、うどん自販機と思い出、人生をちょっと語る。この自販機は現在撤去されているそうだが、休止が決まると何としても食べたいと全国からファンがが駆けつけたという。
◆どの回もカメラを回すのは昼の12時から。丸3日間カメラを据え72時間の物語を紡ぐというのが番組のスタイルだ。「店」とか「イベント」を起点に、行き交う人にマイクを向ける。そこで声を拾い、つなぐ。すると、いくつもの人生がキラキラひかりだす。それが感動と共感を呼ぶ・今年でレギュラー放送10年目を迎えたそうだ。
◆ 番組制作で守ることは 「72時間で撮影終了」「時系列で編集する」「偶然の出会いで勝負」の三つのルールを厳守することだ。ディレクターとカメラマン、音声担当の三人がチームを組み二チーム交代で取材を進める。大事にしているのは、「取材者の驚きや気づき感動を大事にし。視聴者にそれを追体験してもらえるよう心がけること」だ。
◆視聴者は「会話」から引き出される、その人、その人の人生に共感するのだ。「やらせ」では視聴者の眼はごまかせない。
◆「その場所に」誰が、いつ、訪れるのか全くわからない。しかも、こちら側から聞き出そう、引き出そうとしても上手くはいかないのだそうだ。会話に「丁寧にあいづち」をうち、共感する。そして、「その人が語る」一瞬に集中する。限られた場所、限られた時間でのまさに真剣勝負だ。
◆ベスト10以外で、印象的なのは、2020年1月17日「青森・下北半島 “ワケあり”横丁」2020年3月6日放送「小さな屋台カフェ 千夜一夜物語」。
◆二本とも雨や雪や冷たい風がバックにあったと思う。「寒いねぇ、あんた、東京からきたのかい、そうかい、ごくろうださまだねぇ」とそこに住む人が歩み寄ってくる。つまり、人が作り上げた人工のシュチュエーションだけではなく、自然の厳しさや暖かさ、ハプニング、その土地の風土とそこに暮らす人と番組制作者が一体となったとき、「一期一会」の奇跡の出会いが記録されるのだ。
◆「一期一会」とは、一生に一度限りの機会・出会いということである。「ドキュメント72時間」は、たとえば、「“ワケあり”横丁」「小さな屋台カフェ」を触媒にして、その時、その場所を行き交う人との「一期一会」の出会いの物語なのだ。
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老を迎ふる者は、日々旅にして、旅をすみかとす。
そうか、「ドキュメント72時間」とは現代版の「奥の細道」なのだと思った。
すてき
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