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耕田院の日常(53回目)山形県羽前大山駅

「少子化」2022/7/20 朝四時半の住職の話より

投稿日:2022年09月23日(金)
◆今朝の山形新聞( 2020年7月19日)は 「小中学生10年で 100万人減 少子化と過疎化 進む学校の統廃合」 というトップ記事だ。

◆少子化の影響で小中学校に通う児童生徒が大幅に減っている。2020年は全国で約956万人と 2010年より100万人近く減少。山形県でも17,882人減っているという。国の統計を基に、10年間で児童生徒が30%以上減った自治体数を共同通信が調べたところ全国1892市区町村のうち346に上ることが判明したという。

◆例えば、私の初任校の今年の卒業生は20人程度。30年前の初任時は、ほぼ倍以上の人数がいた。隣接する学校も新しく住宅街ができて、そこそこの児童数が確保できているという状態だ。住宅街がないと複式、あるいは統合となる。ちなみに初任校は住宅街を持っている。それでも、30年間で半数ということだ。

◆この減少傾向は15年ほど前からグッと顕著になったという印象がある。こんな感じだ。

◆一学年15名で90〜100人の学校に、突然1桁の児童数が生まれる年ができる。法律で小学1年は複式学級にならないのだか、8名以下だと小学校2年からは23年の複式となるのだ。しかも、複式学級ができると、教員か2名減(担任と教務主任)となる。学校運営も厳しくなる。これが進むと統合の声が出てくる。

◆ある町では、9校が2校にまで学校数が減ったという。1町1小中学校である。地域の核としての学校の廃校は、学区コミュニティの衰退と崩壊につながる。具体的には、廃校統合により校歌はなくなり、地区の運動会も同窓会もなくなる。また、神楽などの伝承文化の担い手もいなくなる。勿論、コミセンの機能も低下していく。

◆今日お寺では産休中のママさんたちのヨガ教室が開かれた。記念すべき第1回である。6人のママと赤ちゃんが参加。そろそろつかまり立ちのできる子もいて、にぎやかである。泣く声もあるし、ニコニコのお嬢ちゃんもいた。腕も脚もむっちりしていた。お寺の本堂におだやかな時間が流れた。みーんな0歳児だ。みんなニコニコしていた。

◆お寺に新しくお迎えした慈母観音さまを中央にお祭りしてのヨガ教室。次回は9月に行うとのことだ。

◆おじいちゃんとしては、健やかな成長と平和な世の中を祈らずにはいられない。
耕田院(山形県)

すてき

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