耕田院の日常(20回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2022年08月21日(日)
◆「きく」といっても「訊」「利」「聞」「聴」「効」の5種類もある。
それでは朝の漢字テスト。
Q 文にあうように、「訊」「利」「聞」「聴」「効」の漢字をあてはめなさい。
・ 音をきく
・ 薬がきく
・ 耳をすませてきく
・ 歯止めがきく
・ わからないところをきく
ちなみに、答えは「聞」「効」「聴」「利」「訊」の順である。
◆今朝は、この中の「聴」。
◆「聴」という漢字は、中国語では「聽」と書く。「つくり」分解すると「十」「目」「一」「心」からなっている。つまり、耳と目と心を使ってしっかり聞くという意味を持つ字だ。耳を傾けて聞く時、耳を澄まして注意深く聞く時は表すときには「聴」の漢字が用いられる。
◆この「聴」を使った「傾聴」ということばが一般化されてきている。私は、これは人間社会の成熟・進歩の表れであると思っている。傾聴とは「耳を傾けて」熱心に「きく」ことである。
◆この「傾聴」する「ボランティア」があるそうだ。
◆コロナ禍前の調査であるが、一人暮らしの高齢者は65歳以上で男性は5人に1人、女性は4人に1人にもなる。(平成30年高齢社会白書より) そして、このコロナ禍である。世の中には、孤独を感じ誰かに話を聴いてほしいと願う人は増えたはずだ。
◆傾聴ボランティアのお相手は人と話す機会のない方で、対象となるのは「高齢者の方」あるいは「子育て中の方」または「障害を持つ方」である。
◆傾聴ボランティアの先駆けである「神戸・週末ボランティア 新生」のHPに「傾聴ボランティア」のコツが載せてあった。手探りの実践から生み出した「耳を傾けることの原点」だ。 (2001年8月11日発行、2010年12月11日一部改訂より)
▶︎その時絶対に「私はこう思うんですが・・・」とか「私の場合はね・・・」などと口を挟まないでください。とつとつの語りでいいですから、今日はその方のことだけを話題にする日なのです。こちらの考えやこちらの場合を理解させるような負担を、絶対におかけしないでください。それでは訪問されて「しんどい」ですし、「迷惑」ですので。
▶︎お話は、つじつまが合わなかったり順序だっていなかったりしても構いません。時間やテーマが飛んでも構いません。「はい、それで、なるほど、おやおや」など、ひたすらお話を促す相槌を打ってください。そして沈黙が訪れた時、それは話の終わりではなくて必ず、次の質的に高い口述への準備の時なのです。沈黙を恐れずに待っていてください。待つ勇気を持つことは、良い聴き手の条件なのです。
◆「私の場合はね・・・」はNGで「はい、それで、なるほど、おやおや」GOODだ。そして、どんなお話でも、その方の固有の出来事として受け止めることが大切だという。それが、お話伺いの原点であり、人間的尊厳の原点だとまとめてあった。
◆実践に基づいた貴重な「傾聴」の原点だ。どこでも通用する本物だ。
◆「傾聴」とは、全てのコミュニケーションの基盤なのだと改めて思った。
Instagramアカウトはこちらへ @oyamakodein
それでは朝の漢字テスト。
Q 文にあうように、「訊」「利」「聞」「聴」「効」の漢字をあてはめなさい。
・ 音をきく
・ 薬がきく
・ 耳をすませてきく
・ 歯止めがきく
・ わからないところをきく
ちなみに、答えは「聞」「効」「聴」「利」「訊」の順である。
◆今朝は、この中の「聴」。
◆「聴」という漢字は、中国語では「聽」と書く。「つくり」分解すると「十」「目」「一」「心」からなっている。つまり、耳と目と心を使ってしっかり聞くという意味を持つ字だ。耳を傾けて聞く時、耳を澄まして注意深く聞く時は表すときには「聴」の漢字が用いられる。
◆この「聴」を使った「傾聴」ということばが一般化されてきている。私は、これは人間社会の成熟・進歩の表れであると思っている。傾聴とは「耳を傾けて」熱心に「きく」ことである。
◆この「傾聴」する「ボランティア」があるそうだ。
◆コロナ禍前の調査であるが、一人暮らしの高齢者は65歳以上で男性は5人に1人、女性は4人に1人にもなる。(平成30年高齢社会白書より) そして、このコロナ禍である。世の中には、孤独を感じ誰かに話を聴いてほしいと願う人は増えたはずだ。
◆傾聴ボランティアのお相手は人と話す機会のない方で、対象となるのは「高齢者の方」あるいは「子育て中の方」または「障害を持つ方」である。
◆傾聴ボランティアの先駆けである「神戸・週末ボランティア 新生」のHPに「傾聴ボランティア」のコツが載せてあった。手探りの実践から生み出した「耳を傾けることの原点」だ。 (2001年8月11日発行、2010年12月11日一部改訂より)
▶︎その時絶対に「私はこう思うんですが・・・」とか「私の場合はね・・・」などと口を挟まないでください。とつとつの語りでいいですから、今日はその方のことだけを話題にする日なのです。こちらの考えやこちらの場合を理解させるような負担を、絶対におかけしないでください。それでは訪問されて「しんどい」ですし、「迷惑」ですので。
▶︎お話は、つじつまが合わなかったり順序だっていなかったりしても構いません。時間やテーマが飛んでも構いません。「はい、それで、なるほど、おやおや」など、ひたすらお話を促す相槌を打ってください。そして沈黙が訪れた時、それは話の終わりではなくて必ず、次の質的に高い口述への準備の時なのです。沈黙を恐れずに待っていてください。待つ勇気を持つことは、良い聴き手の条件なのです。
◆「私の場合はね・・・」はNGで「はい、それで、なるほど、おやおや」GOODだ。そして、どんなお話でも、その方の固有の出来事として受け止めることが大切だという。それが、お話伺いの原点であり、人間的尊厳の原点だとまとめてあった。
◆実践に基づいた貴重な「傾聴」の原点だ。どこでも通用する本物だ。
◆「傾聴」とは、全てのコミュニケーションの基盤なのだと改めて思った。
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