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耕田院の日常(7回目)山形県羽前大山駅

「ものさしの続き」 2022/5/25「朝4時半の住職の話」

投稿日:2022年08月07日(日)
「ものさし」の続き。

セロリ      山崎まさよし

育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ
夏がだめだったりセロリが好きだったりするのね
ましてや男と女だからすれちがいはしょうがない
妥協してみたり多くを求めたりなっちゃうね

何がきっかけでどんなタイミングで二人は出逢ったんだろう
やるせない時とか心許ない夜
出来るだけいっしょにいたいのさ

がんばってみるよ やれるだけ
がんばってみてよ 少しだけ
なんだかんだ言っても つまりは 単純に
君のこと好きなのさ

もともと何処吹く他人だから価値観はイナメナイ
流行が好きだったりそのわり古風なとこあったりするのね

性格曲げてまで気持ちをおさえてまで付き合うことないけど
一人じゃ持ち切れない素敵な時間に
出来るだけいっしょにいたいのさ
                      略

◆好きな曲が流れてきた。山崎まさよしさんの「セロリ」。そういえば、最近セロリは生では苦手になり、ピーマンは避けて食べるようになった。そのうち、人参も食べなくなると思う。

◆先日、「性格の不一致」「価値観が違う」が原因で別れたいというカップルがいた。つまり、ものさしが違うというのだ。その時は、正直もう少しお互いがお互いを知る努力をしたらいいと思った。

◆「人が恋愛で何を学ぶのか」。もちろん出会いの不思議さや別れの辛さもある。しかし、忘れてならないのは、人間の価値観・ものさしの相違とそれを超える互いへの心づかいだ。

◆例えば、「好き嫌い」。夏がだめだったりセロリが好きだったりするのは、「育ってきた環境が違うからなのだ」と受け入れることを知るのだ。お互いがすれちがったり、妥協を求めたり、妥協したりを繰り返すうちに、二人の距離がもっともっと縮まり、より深いところでつながることができるということだ。

◆「もともと何処吹く他人だから価値観はイナメナイ」。(この歌詞にはいつも痺れますねぇ)。イナメナイは「否めない」こと。否定できないということ。「流行が好きだったりそのわり古風なとこあったり」と理解し難いところもあるが、この価値観・ものさしに、「性格曲げてまで気持ちをおさえてまで付き合うことない」、しかし、否定はしないということだ。

◆お相手の価値観・ものさしはその方の個性である。「恋愛」することで、自分にもちょっと理解し難い個性があることを知るのだ。しかも、「恋愛相手の個性」である。きっと飲み込める。

◆「飲み込む」ということは、否定しないで、妥協しながら、二人のものさしの公倍数や公約数を見つける努力をすることだ。さすれば、そのうち、お互いにニヤリとする何が見つかったり、気が付いたりするだろう。それは、二人の価値観・ものさしができたということだ。それが二人で大人になることなのだ。

◆けんかもするし、ぶつかるけれどけれど、必ず思い出の中に公約数があり、二人の未来には、無限の公倍数か待っているのだ。
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耕田院(山形県)

すてき

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