禊橋竣功奉告祭ならびに渡り初め式

１２月１２日の午前１１時より、かねてより架け替え工事の行われていた禊橋（みそぎばし）の竣功奉告祭が斎行されました。
ご神前での奉告祭に続き、当社のご神犬すずひめ号と大輝号の前導により、神社関係者と工事関係者が橋の渡り初め式を執り行いました。
丹色の禊橋は、その名の通り鳥居や注連縄と同様に、神域と俗界を隔てる境界であると共に、渡ることで心身を清める祓いの橋でもあります。
その左右の擬宝珠の内には、丹生都比売大神の災厄を退ける力の象徴である辰砂（丹の原料の鉱石）と、祓い具である麻が納められています。
この辰砂と麻は、神前に供えて幾度も大祓を奏上し、祓いの力が込められています。
禊橋を渡るご参拝の方々の心身が清められ、大神と一層の御神縁で結ばれることをご祈念いたしております。