高野山真言宗
西南院のお参りの記録一覧
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#西南院
僕はお守りはいつでもお礼参りに行け、毎年確実に更新できるよう、原則として自宅から徒歩圏内の寺社でしか受けない。
伊勢や熊野はさすがに例外だが、その場合は記念的な意味合いが強く、仏壇や神棚に常時納めていて家からはまず、持ち出さない。
その例外中の例外が、ここ西南院で受けた両界マンダラのお守り。我が家を囲む寺社のお守りと一緒に、常に携帯している。
ちなみに写真は付属の説明書き。本体は写真自体、撮っていない。
このお守りには両界マンダラが写されている。
胎蔵マンダラには約400尊、金剛界マンダラには100尊ほど、賢劫千仏も含めればさらに千尊の仏様が描かれているそうだ。
有名どころの仏様で両界マンダラに姿を見せないのは、薬師如来と十二神将、愛染明王、マリシ天、鬼子母神、仁王、そしてここ西南院のご本尊である大元帥明王くらい。
それからこのお守りはカードタイプ。名刺サイズでかさばらない。おまけに原価もほとんど掛からないからか、冥加料も手頃。全てにおいて、お薦めだ。
僕は授与所で直接受けたが、HPから注文し郵送して頂くことも可能なようだ。
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#西南院
ご本尊は太元帥明王。
#太元帥明王
太元帥明王を本尊として行う修法が太元帥法。太元帥明王を「たいげんみょうおう」と読むのと同様に、太元帥法も「たいげんのほう」という。外患など、国家の存亡が懸かった危機的状況で使うものとされ、平将門の乱でも行われたそうだ。密教の聖なる呪文という書籍で、その時の恐るべき霊験譚が紹介されている。
さて、日本仏像大全書によれば、太元帥法を修する時はお堂に仏像だけでなく、刀や弓矢など武器類を敷き並べるらしい。今の僕らが見たら、さしずめ悪魔召喚の儀式か、趣味の悪い呪詛と思うこと請け合いだ。実際、怨敵の調伏、早い話が呪殺を目的に修せられたのだから、呪詛ではある。
太元帥明王や太元帥法は、不空三蔵が唐へもたらした。不空は真言八祖(付法の八祖)の第6で、その次が恵果和尚、次が弘法大師。よって弘法大師が中国に渡った時、あちらにはすでに存在したと思われる。だがあまりに強力だからと、勝手に伝授することはご法度だった。日本へは弘法大師ではなく、彼の弟子の常暁(じょうぎょう)が持ち帰った。
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