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楽しみ方法福寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2025年06月29日(日) 11時30分04秒
参拝:2025年6月吉日
和歌山県の寺院巡りの4寺目は、3寺目のある海草郡紀美野町の南に隣接する有田郡有田川町に在る阿覚山 大乗院 法福寺です。
今回の寺院巡りの最後となります。
真言宗山階派で、本尊は阿弥陀如来。
この本尊・阿弥陀如来坐像は町指定文化財です。他に所蔵の阿弥陀如来像及び二十五菩薩像は県指定文化財、千手観音立像を含む仏像群11躯と天部像2躯は町指定文化財です。(千手観音立像を除く10躯と天部像2躯の計12躯は現在和歌山県博に寄託中。)
拝観に際しては事前予約が必要ですが、法事等がなければ請けて頂けると思います。物腰の柔らかい方(多分ご住職の息子さん)でした。
開基や由緒等は不詳、江戸時代の初め頃の創建
と考えられている。橋本・沼の集落の北にある堂鳴海山に最勝寺、西仙寺、慈恩寺などの寺院群が在ったが、廃寺となった際に仏像や経巻などが近隣の寺院へ移されたと言われている。この法福寺に伝わる平安時代の約40躯の仏像の内、本尊以外は慈恩寺から移されたものです。
3寺目の紀美野町の大日寺からこちらまで約35kmの道のりですが、記憶では信号機が1つもなかった。(青信号で通過したので覚えが無いだけかも?) 数百m走れば信号機のある我街と比べたら羨ましいの一言。それからコンビニが1軒もなかった。国道から逸れた先の脇道はすれ違いが出来ない細い道で、斜度もあって、本当にこの先に在るの?と思っていたら少し開けて寺院が在ったので一安心。(時間があったらgoogleMapで見て下さい。)
後からご住職に、私が来た道以外に道はないですか?と尋ねたら、無いと返答された。😅
呼鈴を押して拝観依頼させて頂いた者ですと告げると上がってくれとの事で、上がらせて頂き、本堂へ案内頂きました。
正面の須弥壇に阿弥陀三尊。中尊は町指定文化財の平安時代後期の作の阿弥陀如来坐像。脇侍の観音・勢至菩薩は江戸時代の作。勢至菩薩の左側には慈恩寺から移された町指定文化財の千手観音立像。
須弥壇の右側には県指定文化財の阿弥陀如来像及び二十五菩薩像を安置、阿弥陀如来像は平安時代中期の作でこの寺院の中では一番古い像と思われます。二十五菩薩像は後世での彩色の厚化粧が残念ですが、1躯だけ調査のために厚化粧を剥がした像があり、確かに平安時代後期の作です。いずれにしても二十五菩薩像が揃っているのは非常に珍しい。須弥壇の左側にも仏像が安置されていますが、近世の江戸時代の作です。
これらの多数の仏像が殆ど知られていない寺院(私の投稿が1番目とは。)に安置されているとは和歌山恐るべしです。(和歌山県内を精力的に廻りたい所ですが、いかんせん愛知県から遠い。)
こちらは御朱印の対応をなさっておりません。(拝観予約時に確認) また、拝観料は特に必要ないとの事でしたが、感謝の気持ちを賽銭箱に入れて失礼する事にしました。
日帰りで和歌山に来る度、結構距離があるので帰り道が億劫になります。(泊まり掛けはスケジュールを検討して、拝観予約するのがかなり大変。)
今回の寺院巡りの最後となります。
真言宗山階派で、本尊は阿弥陀如来。
この本尊・阿弥陀如来坐像は町指定文化財です。他に所蔵の阿弥陀如来像及び二十五菩薩像は県指定文化財、千手観音立像を含む仏像群11躯と天部像2躯は町指定文化財です。(千手観音立像を除く10躯と天部像2躯の計12躯は現在和歌山県博に寄託中。)
拝観に際しては事前予約が必要ですが、法事等がなければ請けて頂けると思います。物腰の柔らかい方(多分ご住職の息子さん)でした。
開基や由緒等は不詳、江戸時代の初め頃の創建
と考えられている。橋本・沼の集落の北にある堂鳴海山に最勝寺、西仙寺、慈恩寺などの寺院群が在ったが、廃寺となった際に仏像や経巻などが近隣の寺院へ移されたと言われている。この法福寺に伝わる平安時代の約40躯の仏像の内、本尊以外は慈恩寺から移されたものです。
3寺目の紀美野町の大日寺からこちらまで約35kmの道のりですが、記憶では信号機が1つもなかった。(青信号で通過したので覚えが無いだけかも?) 数百m走れば信号機のある我街と比べたら羨ましいの一言。それからコンビニが1軒もなかった。国道から逸れた先の脇道はすれ違いが出来ない細い道で、斜度もあって、本当にこの先に在るの?と思っていたら少し開けて寺院が在ったので一安心。(時間があったらgoogleMapで見て下さい。)
後からご住職に、私が来た道以外に道はないですか?と尋ねたら、無いと返答された。😅
呼鈴を押して拝観依頼させて頂いた者ですと告げると上がってくれとの事で、上がらせて頂き、本堂へ案内頂きました。
正面の須弥壇に阿弥陀三尊。中尊は町指定文化財の平安時代後期の作の阿弥陀如来坐像。脇侍の観音・勢至菩薩は江戸時代の作。勢至菩薩の左側には慈恩寺から移された町指定文化財の千手観音立像。
須弥壇の右側には県指定文化財の阿弥陀如来像及び二十五菩薩像を安置、阿弥陀如来像は平安時代中期の作でこの寺院の中では一番古い像と思われます。二十五菩薩像は後世での彩色の厚化粧が残念ですが、1躯だけ調査のために厚化粧を剥がした像があり、確かに平安時代後期の作です。いずれにしても二十五菩薩像が揃っているのは非常に珍しい。須弥壇の左側にも仏像が安置されていますが、近世の江戸時代の作です。
これらの多数の仏像が殆ど知られていない寺院(私の投稿が1番目とは。)に安置されているとは和歌山恐るべしです。(和歌山県内を精力的に廻りたい所ですが、いかんせん愛知県から遠い。)
こちらは御朱印の対応をなさっておりません。(拝観予約時に確認) また、拝観料は特に必要ないとの事でしたが、感謝の気持ちを賽銭箱に入れて失礼する事にしました。
日帰りで和歌山に来る度、結構距離があるので帰り道が億劫になります。(泊まり掛けはスケジュールを検討して、拝観予約するのがかなり大変。)



鐘楼

本堂

本堂須弥壇

阿弥陀如来像及び二十五菩薩像(県指定文化財)

阿弥陀如来坐像



1躯だけ厚化粧を落としてみたら平安時代の作とわかった





阿弥陀三尊像(中尊は町指定文化財)




千手観音立像(町指定文化財)


江戸時代の作の仏像群
すてき
投稿者のプロフィール

nomuten1394投稿
仏像の造形美に惹かれて、主に寺院に参拝しております。 御朱印収集はしておりませんが、あれば頂戴します。但し、お洒落な、手の込んだ限定御朱印などは余り頂戴しませんので悪しからずです。(限定御朱印は...もっと読む
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