一乗院の日常(36回目)
和歌山県宮前駅

昨日は、陽遁始まりの甲子日。
そして、年内最後の甲子日を迎えました。





甲子は、十干十二支が巡り、すべてが新たに生まれる「始まり」。




その最初にして最後が重なる昨日は、一年の歩みを結び、次なる巡りへと心を整える尊き一日であります。




またさらには「天赦日」と「一粒万倍日」が重なる最大の吉祥日でした。






各ご家庭にお祀りされている大黒様は、一乗院の親大黒のもとへと里帰りされました。





一年間お守りくださった感謝と労いの心にて法味を捧げ、とりわけ本日は各ご家庭の大黒様一尊一尊にお浄めをいたしました。





大黒様が人知れず日々私たちを支え続けてこられた福徳の御働きに、深く合掌申し上げました。





今年一年、喜びも、迷いも、祈りも、すべてはこの一年を生き抜いた証。
その積み重ねをここに納め、感謝とともに静かに年を結びます。





来る年もまた、大黒様の慈悲と福徳がそれぞれの暮らしの中に等しく巡り、日々の営みが穏やかに、実り多きものとなりますように。



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