じそんいん|高野山真言宗|二上山
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慈尊院の御朱印・御朱印帳
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#慈尊院
本堂に三十三観音を祀る。写真の御朱印に関して、公式インスタには合掌観音と記載するか所と白衣観音と記載するか所とがある。
#合掌観音
三十三観音の1尊。蓮華の上に立ち合掌した姿。
観音図典によると、奇しくもアミダ三尊形式の勢至菩薩と同じポーズらしい。
#白衣観音
白衣観音が載っている本のうち、僕が読んだもののほぼ全てに書かれていたのが、アミダ如来の妃という記述。最初に見た時は、ダヴィンチコードが連想されて若干、疑いの気持ちも持った。
マグダラのマリアとは別人だが、奇しくも聖母マリアも白衣観音と少しだけ縁がある。仏像知識事典によれば、いわゆるマリア観音も白衣観音の姿を元にしているそうだ。
アミダさまの妃という点以外にも、彼女にはトリビアが多い。
元は古代インドの女神だった。白衣は在家の象徴。チベットやネパールではグラマラスな体型である。頭をベールで覆うようになったのは中国に伝わって以降。さらに髭まで生やした姿は、もはや『色ちがいのダルマ大師』である、などなど。
#慈尊院
本堂に三十三観音を祀る。またそれとは別に、本堂のいちばん奥に持経観音を単独で祀る。
#持経観音
三十三観音の1尊。岩の上に座り、手に経巻を持った姿。
日本仏像大全書に、この経巻には如来の全ての説法の内容が書かれているとされる、とある。
観音図典によると、彼が手にしているのはあくまで中国ふうの巻物。一方、古代インドで経典が記されていた書物は梵篋(ぼんきょう)と呼ばれ、製本の様式が全く違うとのこと。
まあそれを言い出すと、大黒天の打ち出の小槌も弁才天の頭の鳥居もダキニ天が乗っている狐も『魔改造』と呼ばねばならぬ。突っ込んだら負けだ。
#慈尊院
ご本尊は聖観音。僕が参拝した時は節分だったので、星マンダラを掛けていた。一字金輪仏頂を中心に、北斗七星や九曜星などを描いた仏画だ。
#一字金輪仏頂 #一字金輪
梵語でエーカークシャラウシュニーシャチャクラ。真言は「ノウマク サマンダ・ボダナン ボロン」、種子はボロン。
仏さまカードというオラクルカードで、大日如来を差し置いて、デッキのいの一番に登場する。そのインパクトゆえ一発で覚えた。
彼に言及する本という本が、その途方もない力を強調する。
『まさに最勝で最尊の仏像』とか、『”金輪際”の語源也』とか、もはや何かのはやり歌にしか聞こえない。
他には、ボロンの1文字だけとっても全ての仏様の功徳が凝縮されている。彼を本尊とする修法は超強力ゆえ高僧にしか許されなかった。どんな願いでも叶えてくれるが、それだけに扱いには慎重にも慎重を要する、など。
仏さまカードの解説書によれば、彼の光はまぶしすぎるので、その真言を用いる時は、そのあと必ず仏眼仏母の真言を唱える必要があると。これに載っている仏眼仏母の真言は非常に長かったが、別の本には「オン ボダロシャニ ソワカ」とある。
日本仏像大全書によれば、熾盛光仏頂は一字金輪の別名だと阿娑縛抄という書物に書いてあるらしい。青蓮院門跡(京都市東山区)のご本尊だ。
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