高野山真言宗
帝龍寺のお参りの記録一覧
#帝龍寺
ご本尊は胎蔵界大日如来。過去千体仏が描かれた過去仏図を所蔵する。
#過去千体仏 #過去千仏
般若心経に三世諸仏という言葉がある。この三世とは過去・現在・未来のことで、各時代に千ずつ、合計3千の仏様が出現し、または出現したらしい。帝龍寺のパンフによると、過去仏図は本来、現在仏図・未来仏図と3点で1セットなのだが、残る2つは現存するものの、それぞれ別々の場所に保管されているとのこと。
過去・現在・未来の千仏のうち、現在に出現する賢劫(げんごう)千仏だけは、金剛界マンダラにも描かれている。9つのブロックのうち中央に位置する成身会の、第二重と呼ばれる正方形の空間にぎっしりと詰まっている。よく目を凝らさないと背景のようにしか見えない。
たぶん、過去千仏よりも過去七仏の方がまだ、本で目にする機会が多いと思う。混乱するが、過去七仏のうち最初の3尊、ビバシ仏、シキ仏、ビシャフ仏は過去千仏に属し、4番手以降のクルソン仏、クナゴンムニ仏、カショウ仏、シャカムニ仏は賢劫千仏に含まれるらしい。なおシャカムニ仏は釈迦如来のこと。
少年ジャンプでコミカライズが連載された封神演義にも登場する関係で、僕はクルソン仏には多少、親しみがある。彼は賢劫千仏の一員なので、金剛界マンダラを通していつでも拝める反面、帝龍寺で今回ご縁を頂いた仏様の中には入っていないことになる。
#帝龍寺
ご本尊は胎蔵界大日如来。たぶん本堂だと思うが、干支の守り本尊である八体仏を祀る。
#干支守護仏 #守り本尊
写真の御朱印にも示されているように、子年は千手観音、丑・寅年は虚空蔵菩薩、卯年はモンジュ菩薩、辰・巳年は普賢菩薩、午年は勢至菩薩、未・申年は大日如来、酉年は不動明王、戌・亥年はアミダ如来が守り本尊。
衆知の通り、十二支は中国が発祥。仏様とは元々無関係だ。薬師十二神将と干支を結び付ける考え方は中国ですでに成立していたと何かで読んだが、干支の守り本尊は完全に日本オリジナルらしい。
何でも、高野山で結縁灌頂をして仏様とご縁を結ぶのが本来の様式だが、そんなこと誰にでもできるわけではない。もっと手っとり早く、個人的な守り本尊として信仰すべき仏様を決められるようにと、このような対応関係が考え出されたとのこと。
なお、十二支は年だけでなく月や日にも当てられる。梵字手帖によれば、生まれ年の干支だけでなく、生まれ月の干支の守り本尊からも守護を受けられるそうだ。子の月は12月で、以下同様に丑は1月、寅は2月、卯は3月、辰は4月、巳は5月、午は6月、未は7月、申は8月、酉は9月、戌は10月、亥は11月となる。例えば2008年9月生まれならば、子の年で酉の月なので千手観音と不動明王が守護仏だ。
#帝龍寺
ご本尊は胎蔵界大日如来。本堂にビンズル尊者を祀る。
#賓頭盧尊者 #撫で仏
梵語でピンドーラバラドヴァージャ。十六羅漢の1尊。
日本仏像大全書によれば、彼にまつわる伝説は雑一阿含経という経典に載っているそうだ。それによると、とある長者が釈尊や弟子たちを招いて供養しようとした。なお供養は本来、死者の霊だけでなく仏様や出家者に対しても行う。ビンズル尊者は神通力を使い、長者を会場もろとも自分のところへ連れて来た。お釈迦さまは神通力を見せびらかした罰として、ビンズル尊者に対しネハンに入ることを禁じ、その力を使って永遠に衆生を救済し続けることを命じたと。
元々インド中部にあったクシャミ(コーサンビー)国の王、ウデン王(ウダヤナ)に仕える大臣の子で、家業は医者だったとある。
信者が、自分の具合の悪いところを撫でれば治るとされ、撫で仏と親しまれている。これは日本独自の信仰で、彼が医家の出であることに由来するそうだ。
ちなみに上述したウデン王。モンジュ菩薩の眷属とされ、渡海文殊と呼ばれる5尊の中に数えられている。日本三文殊のうち、安倍文殊院(奈良県桜井市)では渡海文殊の全員を祀り、知恩寺(京都府宮津市)ではモンジュ菩薩の脇侍を務める。そのうち安倍文殊院のHPには、ウデン王は西域のウデン国の王とあり、上記の説明とは異なる。
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