下成木八雲神社

東京都 石神前駅

　天保年間（１８３０～１８４４）小嶺源蔵が中心となり、愛知県津島神社の分社として勧請されました。当時は牛頭天王社と称していたそうです。明治維新後に八雲神社と改称されました。

　鳥居は昭和五十五年に建造されたものです。

　ほぼ山道といってもいい参道を１～２分登ると社殿があります。境内はハコヅメというドラマの撮影現場に使われたそうです。

　農林業の振興と家内安全の守護神として尊崇されていたそうですが、明治二十二年（１８８９）下成木村と上成木村の合併に伴い、成木神社に合祀されました。昭和二十一年、氏子の要望により再びこの地に遷座され、以後成木二丁目の氏神として崇敬を集めています。

伊邪那岐命（イザナギノミコト）伊邪那美命（イザナミノミコト）をお祀りするする摂社です。社殿に登る参道の途中にあります。秩父の三峯神社から勧請されたようです。

　実は、神社を出て運動場に沿って歩くと、もう一つ鳥居があります。ヤフーなどのマップではこちらも八雲神社と表示されます。鳥居は平成三十年建造の新しいものです。

　参道を登ると、倒壊というよりは、あえて屋根だけ残してあるような建物跡の後ろに本殿らしき社があります。

　かつてはこちらが八雲神社の境内だったのか、全く別の八雲神社が二社並んでいるのか、詳しいことはわかりませんが、両方お参りしました。