禅福寺

東京都 羽村駅

　応安五年（１３７２）鎌倉建長寺から無二法一禅師を開山住職に迎え創建されました。禅師に帰依していた室町幕府三代将軍、足利義満が広大な寺領を寄進し、開基となりました。

　寛正三年（１４６２）建立の山門は、羽村市の文化財に指定されています。

　立派な門があるのですが、駅からの最短距離、車で大通りから来ると、本堂の裏手から境内に入ることになります。門から入ると墓地の間を抜けて、本堂正面に着きます。

　江戸時代には青梅市長淵の玉泉寺の末寺だったようですが、数度の火災により廃寺同然となってしまい、住職もいなくなり、荒れ果てていたそうです。平成十九年（２００７）再建の本堂は規模が大きく、廃寺同然だったとは想像できません。

　御本尊は観音菩薩、文殊菩薩、釋迦如來と時代と共に変わっているようです。

　花まつりの日の参拝でしたが、今はご住職もいらっしゃるようで、甘茶のご接待もありました。